「自分が3Dプリンターを選ぶときに、何を重視するか」を決めてみると、いくつかの機種に絞り込むことができるでしょう。
気になった中から性能などを比較して、目的に合った3Dプリンターを選んでみましょう!業務用3Dプリンターの製品や導入に関する無料相談をすることができます。
3Dプリンター選びに失敗したくない方は当店のおすすめを買うべし
特にこだわりは無いけれど性能の良い3Dプリンターを選びたいという方は、当店でおすすめしている以下の3つの機種から選ぶと失敗がないと思います。
3Dプリンター初心者でも扱いやすく、安定した造形を楽しむことができます。
当店のおすすめ3Dプリンター
今、当店でイチオシの3DプリンターはAdventurer3(アドベンチャー3)です。
誰でも迷わず動かすことのできる操作性の良さと、手頃な価格設定が評価されています。
個人での利用も人気ですが、メイカーズ界隈(=3Dプリンターなどのデジタルファブリケーションを駆使してものづくりを楽しむところ。例:Fab施設,ものづくりができるコワーキングスペースなど)や教育機関などでも導入されている3Dプリンターです。
作りたいものによっては3Dプリンターよりも3D切削加工機の方が向いていたり、その両方を組み合わせることも考えられます。
当店では3D切削加工機「SRM-20」も取り扱っているので、あわせてチェックしてみてください。
3D切削加工機「SRM-20」の詳細・商品ページはこちら
①3Dプリンターを用途で選ぶ
「趣味」「試作」「プロダクトの制作(製造業) 」など、用途に応じておすすめの3Dプリンターをご紹介します。
まだ一般には馴染みが浅い3Dプリンターですが、趣味のものづくりにも利用でき、ご家庭でも安心してお使いいただけます。
趣味のものづくりへの活用例
趣味のものづくりの一例として、おばけのろうそくの作り方が紹介されています。
形をアレンジして色々と楽しめそうですね!
3Dプリンターで簡単に釣り具のルアーを作る方法を紹介しています。
自作したルアーを使い、実際に釣りをした様子も写真で紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
趣味で利用するのにおすすめな3Dプリンター
生活用品や小物やアクセサリー作りなど、趣味で3Dプリンターを利用したいという方におすすめしたい機種はAdventurer3です。
筐体のコンパクトさとシンプルな見た目は、ご家庭にも馴染みやすくスペースの邪魔になりません。
また、テーブルの高さ調整を自動でしてくれる、オートキャリブレーション機能がついているので、初めて3Dプリンターを使うという方にもおすすめです。
Adventurer3
¥49,500(税込)
送料無料
製造業で利用するのにおすすめな3Dプリンター
Fabmartが取り扱う中で、最もプロダクトの制作向きと言える機種は、Markforged(マークフォージド)社の3Dプリンターです。
Mark Twoは、独自の造形プロセスにより長繊維材料の使用が可能で、アルミ合金に匹敵する強度を持った高精度の造形が実現できます。
樹脂の金型や360度カメラの固定フレーム、ドローンの内部パーツなどの造形に使用された導入事例があります。
試作で利用するのにおすすめな3Dプリンター
試作の用途にもよりますが、大きく分けて、大まかな形状(意匠・デザイン)の確認のための試作か、または機能(図面との差異・材質等による強度等)を確認しなければいけないのかによって選択肢は変わってきます。
材質ごとによる検証や寸法精度、強度の確認などが必要な場合は、豊富な材料(フィラメント)に対応したRaise3D Pro3がおすすめです。
②3Dプリンターを価格で選ぶ
「とにかく安く抑えたい!」「少し高くてもいいから性能が良いものを購入したい」など、ご予算に応じたおすすめの3Dプリンターをご紹介します。
3Dプリンターの価格の相場はどのくらい?
FDM(熱溶解積層方式)の3Dプリンターの価格は、大体20万円前後が相場のように感じます。
ある程度のクオリティを求めるなら、30万円以上のものを検討すると良いでしょう。
以下の記事では、3Dプリンターの一覧が紹介されています! 価格も記載されていて比較もできますよ。
10万円以下で購入するのにおすすめな3Dプリンター
高性能かつ10万円程度の低価格帯で安く抑えたいと考えている方には、Adventurer4がおすすめです。
低価格でありながら最大造形サイズが220×200×250mmと大きめの造形が可能な3Dプリンターです。メーカー純正フィラメントも5,000円以下のものが大半で、材料代も安く抑えられます。3Dプリンター初心者にもやさしい操作性の良さも魅力です。
35万円以下で購入するのにおすすめな3Dプリンター
購入予算を多くとれるのであれば、Creator3 Proがおすすめです。
30万円台の価格でありながら独立式デュアルヘッドを搭載しており、2色での造形やコピー・ミラーによる造形など様々な造形モードを備えています。
専用のノズルに付け替えれば、カーボン配合フィラメントにも対応することができます。
50万円以上で購入するのにおすすめな3Dプリンター
Raise3D Pro3は業務用に製造された3Dプリンターです。50万円以上の価格になりますが、同等の性能の3Dプリンターを探すとなった場合、100万円程度で購入できる機械はとても少ないため、「業務用に3Dプリンターが欲しいけど予算を抑えたい」という希望を叶える人気の商品です。
低価格の業務用3Dプリンターでありながら、30種類以上の豊富なフィラメントに対応します。
③3Dプリンターを造形物の見た目のキレイさで選ぶ
見た目がキレイな造形出力ができるおすすめの3Dプリンターをご紹介します。
細かい積層ピッチによる造形ができるものや、後加工で造形物の見た目を美しくすることができるアイテムなど、3Dプリンターでアクセサリーやフィギュアづくりなどを行いたい方にとくにおすすめです。
趣味のものづくりへの活用例
実際に3Dプリンターでフィギュアを作った事例の紹介がされています。
巨大なものから手乗りサイズのかわいいものまで、色々なフィギュアが作られていますよ!
細かい積層設定でキレイに出力ができる! おすすめ3Dプリンター
3Dプリンター技術の発展により、以前よりも積層を細かく設定できる機械が増えてきました。
その中でも特におすすめしているものが、Raise3D Pro3です。
デュアルヘッド(=ノズル2つ)を搭載しているRaise3D Pro3なら、片方のノズルにサポート材専用の水溶性フィラメントを設定して、造形物のサポートの除去を簡単にすることが可能です。
手でサポートを取り除くよりもきれいに除去できるため、造形物の美しさを高めたい方におすすめしたい方法です。
アクセサリー・フィギュアづくりにおすすめな3Dプリンター
FDM方式の造形物では積層がどうしても気になるような、表面に滑らかさが必要なアクセサリーやフィギュアづくりには、Form3+がおすすめです。
Form3+はFDM方式ではなくLFS方式(光造形方式)のため、積層跡が目立たない、キレイな表面の造形が可能です。
前モデルのForm2からさらに進化を遂げ、より微細で滑らかな造形が可能となったことで、簡単に除去できるサポート構造を実現しています。
自分で磨いてキレイにしたい方におすすめな加工アイテム
低価格帯の3Dプリンターの造形物でも、後加工によりキレイな表面に磨き上げることができます。
モデリングコート スターターキットは、高品質な仕上がりに近づけるための道具が一式揃っています。
造形の際にできる積層痕の溝をコート剤で埋め、研磨ペーパーやコンパウンドで磨くことにより、表面がきれいな仕上がりになります。自分の手で磨くため少し手間ですが、妥協せず安価に仕上げたい方におすすめです。
実際にRaise3Dで出力した造形物がこちら
※クリックで拡大表示されます。(紹介している造形物は後加工の処理は一切行なっていません。)
番外編:3D切削加工機を組み合わせて造形物をキレイに仕上げる
さらにキレイな造形物を作りたいなら、3Dプリンターと組み合わせて「3D切削加工機」を導入してみるのも手段の一つです。
3Dプリンターでは造形がむずかしい細かな部分を3D切削加工機で削ることで、見た目を美しく仕上げることが可能です。
当店で取り扱い中の3D切削加工機「SRM-20」は、切削屑や粉塵の飛散を防ぐフルカバー構造。
オフィスはもちろんのこと、ご家庭や教育現場でも安心して利用できます。
3D切削加工機「SRM-20」の詳細・商品ページはこちら
④3Dプリンターを使いやすさで選ぶ
使いやすさという点で3Dプリンターを比較した際には、正直どの機種もあまり変わりや違いがありません。
最近ではほとんどの3Dプリンターにオートキャリブレーション機能(スタート前にテーブルの高さを自動調整してくれる機能)がついています。
ただ、機種によって造形に失敗しやすいかどうかの違いがあります。安い価格帯の機種になると造形に失敗する場合があります。
以下の記事では、3Dプリンターの使い方が紹介されています。3Dプリンターの基礎知識として購入前に見ておくのも良いですね。
また、購入後もメーカーのサポートサービスを受けることができるので、分からないところがあっても安心です。
初めてでも操作しやすいおすすめの3Dプリンター
Adventurer3は、3Dプリンターのエントリータイプで初心者でも使いやすい操作性が魅力の3Dプリンターです。
本体には2.8インチの日本語タッチパネルが付いているので迷わず操作できます。
ワンプッシュでノズル交換ができるので、メンテナンスがしやすい点も魅力のひとつです。
Adventurer3
¥49,500(税込)
送料無料
様々なデータ形式・転送に対応した、おすすめの3Dプリンター
UP 300は、Wifi・USBメモリ・無線LANなど複数のデータ転送方法に対応しています。
データ形式もSTL以外に、OBJやPLY、3DSなど様々な形式に対応します。いろいろな分野や環境に応じた使い方ができる3Dプリンターです。
素材ごとの専用ノズルがあるため、様々な樹脂に対応可能で安定した造形ができます。
UP 300
¥434,500(税込)
送料無料
高性能スライサーソフトが使いやすくておすすめな3Dプリンター
Raise3D Pro3で使われているスライサーは、独自開発のソフトウェア「ideaMaker」が採用されています。
ideaMakerは造形物のサポート部分が自動的に生成され、業界トップクラスの取り外しやすさを誇ります。また、難しいデータでもスマートにスライスすることができ、複雑性の高い造形ができます。
⑤3Dプリンターを造形サイズで選ぶ
3Dプリンターの中でも大きなサイズの造形が可能なものをご紹介します。
造形サイズが大きくなると、そのぶん造形時間もかかるようになります。
造形が途中で失敗すると、それまでの同じ造形作業をもう1度やることになり、コストもかかります。
大きなサイズの造形には、長時間の造形も安定して可能なものを選ぶことが大切です。
以下の記事では、3Dプリンターの一覧が紹介されています!
各3Dプリンターの最大造形サイズが記載されているので、作りたいものに適した機種を探すことができそうですね。
造形の安定性が高いおすすめの3Dプリンター
UPシリーズの3Dプリンターはボディの安定度が高く、プリントの失敗が少ないところが特徴です。
シリーズ最上位機種のUP 300は、3Dプリントの品質を左右するビルドプレートにシリーズ初のガラス素材を採用しています。
これにより造形物との接地面が滑らかになり、プリント後の取り外しがより簡単にできるようになっています。
◆最大造形サイズ:255×205×225 mm
シリーズ最大の造形が可能なおすすめの3Dプリンター
FLASHFORGE社のFFF方式3Dプリンターの中で一番大きな造形エリアを備えた機種がCreator4Sです。
Creator4Sは、最終製品製造に対応した業務向けの大型3Dプリンターです。カーボンファイバーから一部のスーパーエンプラまで、幅広い素材に対応しています。
FLASHFORGE製品の最上位機種が欲しい方におすすめの商品です。
◆最大造形サイズ:400×350×500 mm
200時間を超える造形が可能なおすすめの3Dプリンター
Raise3D Pro3 Plusは、同シリーズのRaise3D Pro3と比べて、縦の大きさがおよそ2倍のサイズに対応しています。Raise3D Pro3 Plusは200時間を超える造形も安定して行うことができ、大型の造形を求めている方にぴったりの3Dプリンターです。
監視カメラ機能がついているので、長時間の造形中も別の作業をしながら造形状況を確認することができます。
◆最大造形サイズ:300×300×605 mm
3Dプリンターを選ぶときにチェックしたい〜5つのポイント〜
3Dプリンターを導入する際に役立つ、造形方式や抑えるべきポイントの情報をまとめてみました!
初めての方も、2台目以降を検討している方も、こちらを読んでぜひ3Dプリンター選びの参考にしてみてください。
【CHECK1】 3Dプリンターを導入する際にどのような点を抑えればいいのでしょうか?
3Dプリンターを導入する際に抑えておくべき点は、3Dプリンターの利用目的にあった以下になります。
- 造形方式
- 使える材質
- 精度
- 造形サイズ
3Dプリンターの主な5つの造形方式とは?
3Dプリンターの造形方式は大きく分けて、「熱溶解積層方式(FDM法)」、「光造形方式(SLA/LFS法)」、「粉末焼結方式(SLS法)」、「インクジェット方式」、「粉末積層方式」の5つがあり、造形方式によって使える材料が異なります。
各造形方式をクリックすると詳細の説明にジャンプします。
ネット通販や店舗で購入できる一般的な3Dプリンターは「熱溶解積層方式(FDM法)」、「光造形方式(SLA/LFS法)」を採用しているものが多いため、3Dプリンター初心者はこの2つの方式から選ぶと材料の調達に困らないでしょう。
店舗で見つからない専門品は、Amazonや楽天などの大きなショッピングモールサイトを探してみると便利です。
その他の造形方式は業務利用を前提として製造されているものが大半であり、購入する場合の金額は高額になります。
目的の3Dプリンターが置いてあるFab施設やコワーキングスペースなどを探してみて、一度近くで見たり試しに使ってみて検討するのも良いと思います。このような施設は、都内だけでなく日本全国の色々な場所で見つけることができますよ。
【CHECK2】 3Dプリンターの精度=積層ピッチではない
よく3Dプリンターの精度を表現するために、積層ピッチ(1層で何mmずつ積層するかという値)が使われますが、実は積層ピッチは指標の一つでしかありません。
積層ピッチが細かいほど、緩やかな斜面の積層痕は目立たなくなるので、一見精度は良くなっているように感じます。
しかし、各層のXY方向の位置決めがずれていると、いくら積層ピッチが細かくても、各層でズレが生じてしまいます。
積層ピッチが細かくなるほど3Dプリンターによる造形時間はかかりますので、造形したいものが何なのかによって最適な設定をすることが必要になります。
【CHECK3】 3Dプリンターが造形できるサイズは大きければいいものではない
3Dプリンターの造形サイズも何を造形するかによって最適な選択は変わってきます。
造形サイズが大きくなるほど、材料によっては熱応力による歪み、反りなどが発生します。
場合によっては、大きいものでも分割して造形したほうが良かったり、造形サイズが足りない場合でも、斜めに配置することで造形できたりします。
また、材質によっては大きいものを造形する際に、材料費が高額になる場合もあります。
例えば繰り返しの試作をスピーディーに行う目的で導入されても、1個造形するのに材料費が数万円レベルでかかれば、気軽に造形できなくなってしまいます。
一方、材料費が数万円かかっても、1品もののクオリティの高い試作品を作ることが目的であれば、それは正しい3Dプリンター選びができていることになります。
【CHECK4】 3Dプリンターを購入した後のメンテナンスやサポート体制
3Dプリンターを購入した後のメンテナンスやサポート体制なども導入前にしっかり調べておくことが重要です。
メーカーによってサポート体制が全くない場合もあります。その際にはトラブルシューティングをユーザーですることになり、実際の設計業務とは関係のない作業に時間を取られてしまう場合もあります。
安価なものでも、きちんとサポートが受けられる機種を選定することも場合によっては必要かもしれません。
【CHECK5】 悩んだとき、初めてで困っているときは…まず手頃な価格でデビュー
全く3Dプリンターを使ったことが無い方は、まずは手頃な価格の評判良い機種を買って、使い倒すことをおすすめします。
そして、3Dプリンターがどういうものか分かったら、より良い機種へだんだんとグレードアップさせて制作に役立ててみてください。
当店で一番人気の機種Adventurer3(アドベンチャー3)は、5万円以下で買うことができる3Dプリンターです。ユーザーからの評判も良く、初めて3Dプリンターを買おうと思っている方に特におすすめの3Dプリンターです。
3Dプリンターの造形方式について
基本的に3Dプリンターは材料を積層してものづくりを行いますが、積層方法や材料の形状や技術によって造形方式が異なります。
ここでは主な5つの造形方式について紹介します。
【3Dプリンターの造形方式 1】 熱溶解積層方式(FDM/FFF法)
FDM造形とは「Fused Deposition Modeling=熱溶解積層方式」の造形方法の事で、業務用でも使われている熱に溶ける樹脂材料を、一層ずつ積み上げていき造形していく3Dプリンターの造形方法になります。
溶けた樹脂材料はすぐに冷えて固まるため、危険性が少なく扱いやすいのが特徴です。
試作品や治具、簡易型の造形などに適しています。
ただ、素材を溶かして積み上げていくため、断層(積層痕)が目立ちやすいというデメリットがあります。
表面の滑らかさが求められる造形物の出力には向いていません。
家庭用に販売されている3Dプリンターの大半がこの熱溶解積層方式を採用しています。
Amazon・楽天などのネット通販だけでなく、街の家電量販店で実物を見かける機会も増えてきています。
以下の記事では、熱溶解積層方式(FDM/FFF法)の詳しい紹介がされています。
使用可能な主な素材: 熱可塑性樹脂(ABS、PLA、ナイロンなど)
熱溶解積層方式(FDM法) おすすめの3Dプリンター
造形マテリアル | ABS、PLA |
最大造形サイズ | 14×14×13 cm |
積層ピッチ | 0.15〜0.40mm |
造形マテリアル | ABS樹脂・PLA樹脂・TPU その他 |
最大造形サイズ | 255×205×225 mm |
積層ピッチ | 0.05〜0.40mm |
造形マテリアル | T-PLA、T-ABS、PETG、PTG、Polyflex、カーボン、木質、etc |
最大造形サイズ | 300×300×300 mm |
積層ピッチ | 0.01〜0.65mm |
UP Plus2は、アメリカMake誌に掲載する3Dプリンターバイヤーズガイドのランキングにおいて「消費者による使いやすさ第一位」を受賞した商品。見た目はシンプルながら高品質と評判です。12か月保証サービス付きなので、安心して始められます。
【3Dプリンターの造形方式 2】 光造形方式(SLA/LFS法)
光造形方式は最も歴史が古く、世界で最初に1987年に3Dシステムズ社で実用化されたものがこの方式の3Dプリンターです。
それゆえ製造業などでは、3Dプリンターという言葉よりも「光造形」や「RP(Rapid Prototyping)」といった言葉の方が浸透している会社もあります。
光造形方式で使用する樹脂材料は、光硬化性のものになります。
液体状の光硬化性樹脂を、紫外線レーザーで一層ずつ硬化させて積層していき造形します。
高精細かつ表面の滑らかな造形物を作成することが可能です。
使用可能な主な素材: エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂など
光造形方式(LFS法) おすすめ3Dプリンター
造形マテリアル | Standard、Castable、Flexible etc |
最大造形サイズ | 145×145×185 mm |
積層ピッチ | 25-300ミクロン |
デモムービーを見て性能をお確かめください!
Form3+はご家庭でも持てる価格でありながら、表面が滑らかで美しい造形ができる優秀な3Dプリンターとして人気があります。
オリジナルのフィギュアやアクセサリーを作りたい方に、とくにおすすめしたい3Dプリンターです。
【3Dプリンターの造形方式 3】 粉末焼結方式(SLS法)
粉末焼結方式は、レーザー光線により粉末の材料を焼結させる造形方式です。
粉末焼結方式は光造形法と似たような方式で、ステージ上にある粉末をレーザー光線を照射させて焼結させます。
粉末が硬化したらステージを下げ、この作業をモデルが完成するまで繰り返し行います。
耐久性のある造形物を製作でき、また、金属素材も使用可能なので最終製品や鋳型の製造にも用いられます。
使用可能な主な素材: ナイロン樹脂、セラミック、エストラマー、ポリプロピレン、金属など
【3Dプリンターの造形方式 4】 インクジェット方式
インクジェット方式というと、家庭やオフィスで普段使用している紙のプリンターを思い出すかもしれません。
紙のインクジェットプリンターの場合には、印刷用紙の上に、液状のインクをヘッドから細かい粒子にして吹き付けて文字を印刷していきます。
3Dプリンターの場合には、インクの代わりに液状の樹脂を吹き付けていきます。
液状の紫外線硬化樹脂を噴射して、それを紫外線などの特定の波長の光で照らすことにより硬化させ積層させる方法です。
この方式は、一般に積層ピッチがFDM方式より薄くより細かい造形をすることが可能で、表面の仕上がりも滑らかに仕上がる特徴があります。
そのため、出力したいパーツに対して細かい造形がある場合などに向いています。
また、高速に造形できることも特徴のひとつです。
使用可能な主な素材: アクリル系、ABSライク、PPライク、ポリプロピレンライク、ラバーライク
【3Dプリンターの造形方式 5】 粉末積層方式
粉末積層方式は石膏やでんぷんなどの安価な粉末を樹脂で接着して固め造形します。
そのため粉末固着式積層法とも呼ばれています。
材料コストが安価であり、また造形のスピードも比較的早いのが特徴ですが、この方式の最も大きな特徴はカラーで出力できるということです。この方式では、白い石膏の粉などに対して造形と同時に造形物の外側に神の印刷などに使用するインクジェットプリンターのインクを吹きつけて着色していきます。
したがって、3DCGによるキャラクターのテクスチャーなどもCGで定義した通りに出力できるため、出力後の塗装などが必要ありません。色付きで出力できるという優れた特徴がある一方で、非常に脆いという欠点も抱えています。
使用可能な主な素材: 石膏ベースパウダー、プラスチックライクパウダー、デンプンベースパウダー、セラミックベースパウダー
3Dプリンターの選び方-3Dプリンター選びで重視することは?まとめ
今回は、3Dプリンターの選び方についてご紹介しました。
冒頭の繰り返しになりますが、「自分が3Dプリンターを選ぶときに、何を重視するか」という選択が、3Dプリンター選びの第一歩になるのではないかと思います。
ある程度欲しい性能や目的が定まってきたら、ショップサイトやSNSなどを通じて、3Dプリンターを実際に購入した人の口コミを見てみるのも良いですね!
3Dプリンターに慣れてきたら、別の造形方式の機種を買ってみたり、少し値段の高い機種を買ってみたりして、ものづくりの幅を広げてみてください。
そもそも「3Dプリンターでのものづくりが初めて」という人は、機械を購入する前に3Dプリンター用のデータ(=3Dデータ)が作れるようになることを優先しましょう。
3Dプリンター用のデータの作り方は、以下の記事でご紹介しています。