近年では3Dプリンターの用途が大きく広がり、これまで企業でしか手を出せなかった3Dプリンターですが低価格・高機能の機種が登場し、個人でも購入が可能になりました。
様々な造形物が製作できるため個人でも3Dプリンターの導入を考えている方も多いでしょう。しかし、気になるのは値段や相場です。個人用のプリンターは安価ではありますが、慎重に検討する必要があります。
本記事では、個人用3Dプリンターの選び方やおすすめ機種、値段相場について詳しく解説します。
個人用の3Dプリンターとは?

個人用3Dプリンターは言葉の通り、個人で使用でも使用できる機種を指します。「フィギュア」や「インテリア」「雑貨」など様々なモノを製作できます。
業務用と仕様に関して大きな違いはなく、樹脂や金属などの材料を使用して一層一層積層を重ね、造形物を作り上げていきます。
業務用との違い
個人用3Dプリンターと業務用の違いは様々であり、主な違いは以下4点が挙げられます。
- 購入方法や価格
- 造形精度
- 使用できる素材の違い
- 外装の違い(大きなや重量など)
家庭用3Dプリンターは業務用に比べて安価に購入することができ、購入時に見積もりなどを取る必要もないのが特徴です。
また、コンパクトサイズで置き場に困らず業務用に比べると軽量であるため、持ち運びや使用場所の移動も手軽に行えます。
ただし、造形精度は業務用に劣り、使用できる素材も少ないため様々な造形物を作成したいという方には向いていません。
このようにそれぞれにメリット・デメリットがあることを理解しておきましょう。業務用の特徴について詳しく知りたいという方は下記記事も併せてご覧ください。
個人用3Dプリンターの値段相場は?

個人用3Dプリンターの相場はおよそ数万円〜数十万円ほどです。個人用の3Dプリンターで最も安価であれば「1万円台」のモノもあり、手軽に購入できます。ただし、初心者が操作感や扱いに慣れるためのモノなので、機能性を重視するのであれば4万円〜の機種がおすすめです。
また、造形方式で値段相場は異なり最も機種が多く初心者でも扱いやすい「熱溶解積層方式」であれば安価に手に入れることができますが、インクジェット方式や粉末固着式などは価格が高い傾向にあります。
前提として、個人用3Dプリンターは値段が高ければ高いほど高品質・高機能という訳ではありません。使いやすく自分の用途に合ったものを選びましょう。
個人用3Dプリンターの選び方

個人用3Dプリンターを初めて購入する方や購入したが失敗したことがある方は紹介する下記3つの選び方を参考にしてください。
- 導入費用やランニングコストは最適か
- 自身にとって使用しやすいか
- 用途と造形方法は合っているか
選び方①導入費用やランニングコストは最適か
前述した通り、個人用の3Dプリンター費用は1万円台のモノもあれば数十万円までのモノもあります。また、造形物を製作する際に材料や定期的なメンテナンスの費用もかかるため、用途に応じて最適かを見極める必要があります。
例えば、週に1度・趣味程度で使用するのであれば材料費やメンテナンス費用もかかりませんが、使用頻度が多い場合に材料コストが高いとランニングコストがかかります。
一方、副業などに使用するのであれば機能性などこだわり数十万円以上のものを検討することをおすすめします。
選び方②自身にとって使用しやすいか
3Dプリンターは自身にとって使用しやすいかを重視した場合、そこまで機種によって大きな違いはないでしょう。最近では自動機能などもついているため、使用しにくいと感じることは少ないかもしれません。
ただし、機能性によっては造形に失敗し「使用しにくい」と感じるかもしれません。使用しやすい機種が良いと思うのであれば機能性を重視してみましょう。
選び方③用途と造形方法は合っているか
3Dプリンターにはそれぞれに造形方式があり、作れる造形物や不得意な造形物など異なります。例えば、見た目に拘ったフィギュアを作成したいという理由で「熱溶解積層方式」はおすすめしません。
熱溶解積層方式で作成した造形物は基本的に耐久性・耐熱性に優れていますが、表面がザラつきやすいといった特徴があります。このように、自身が何を作成したいかによって3Dプリンターを選ぶ必要があります。
3Dプリンターの造形方式による特徴や作成できるモノについて知りたい方は下記記事も併せてご覧ください。
個人用3Dプリンターのおすすめ機種
個人用3Dプリンターのおすすめ機種以下5つを紹介します。
- Creator Pro2
- UP Plus2 3Dプリンターセット
- Aning
- Guider2s
- Finder3
おすすめ3Dプリンター①Creator Pro2

Creator Pro2は同軸に配置された独立式デュアルヘッドが搭載されており、2種類の材料を交互に交代して使用できるため複数の造形物を作成できます。
また、2種類のヘッドで造形すると汚れやすいのでは?と思うかもしれませんが、メンテナンスが容易にできる構造であるため安心して使用できます。価格帯も10万円以内に抑えられているのも魅力の1つです。
- 価格:¥96,800(税込)
- 造形方式:FFF(熱溶解積層法)
- 造形材料:ABS、PLA、HIPSなどの溶性サポート樹脂
- 造形サイズ:200 x148 x150 mm
- 積層ピッチ:0.05mm~0.4mm
おすすめ3Dプリンター②UP Plus2 3Dプリンターセット

UP Plus2はコンパクトサイズの3Dプリンターでありながら、同クラスの中でも安定した使いやすさと高品質な造形を誇るトップクラスの性能があります。
アメリカMake誌に掲載する3Dプリンターバイヤーズガイドにおいて、「消費者による使いやすさ第一位」も受賞しているプリンターです。
- 価格:¥189,200(税込)
- 造形方式:FDM(熱溶解積層法)
- 造形材料:ABS、PLA
- 造形サイズ:140 x 140 x 130mm
- 積層ピッチ:0.15mm~0.4mm
おすすめ3Dプリンター③Aning

引用:amazon
個人用3Dプリンターの中では圧倒的値段の安さを誇り1万円台で購入できます。重さもわずか2.3kgほどで持ち運びにも便利です。「3Dプリンターを使用したことがない」といった初心者の方におすすめです。
また、付属品にはフィラメントや独自のウェブサイトが用意されているためデータを変換する必要もなく、造形が簡単にできるのも魅力です。
- 価格:¥17,800(税込)
- 造形方式:FDM(熱溶解積層法)
- 造形材料:専用PLAフィラメント
- 造形サイズ:80×80×80mm
- 積層ピッチ:0.05mm~0.2mm
おすすめ3Dプリンター④Guider2s

引用:FLASHFORGE
5,000時間のテストプリンティングにも耐えており、安定した出力を実現し業務用プリンター並みの本格的な造形が実現可能です。積層ピッチもわずか0.05mmと高精度な造形をしたい方におすすめです。
タッチパネルによる操作で簡単に造形が可能、印刷中に停電が発生した際も停電回復機能により印刷を再開できます。
- 価格:¥291,500(税込)
- 造形方式:FFF(熱溶解積層法)
- 造形材料:ABS,PLA,PLA-CF,PETGなど
- 造形サイズ:280 x 250 x 300mm
- 積層ピッチ:0.05~0.3mm
おすすめ3Dプリンター⑤Creality Ender3

引用:amazon
組み立て式3Dプリンターであり、コスパに重視された3Dプリンターです。Yレールの取り付け溝をCNC加工しているため、高精度の印刷品質で強固なフレームです。そのため安定した印刷が可能です。
価格も2万円台でありamazonのレビュー評価では1,000以上の評価を受けて星4を獲得しています。
- 価格:¥26,900 (税込)
- 造形方式:FDM(熱溶解積層法)
- 造形材料:PLA/TPU/ABS/Wood/Copper
- 造形サイズ:220 x 220 x 250mm
- 積層ピッチ:不明
個人用3Dプリンターの値段に関するよくある質問

ここでは個人用3Dプリンターでよくある質問についてまとめています。
個人用3Dプリンターで値段が安い造形方式は?
値段が安い造形方式は「熱溶解積層方式」です。熱溶解積層方式はラインナップも多く初心者にも使いやすいため、初めて導入する方におすすめです。
他の造形方式に比べて材料費も安価に抑えられるため、ランニングコストも魅力です。
個人用3Dプリンターで作れるものとは?
個人用3Dプリンターで作成できるものは「小物」「雑貨」「フィギュア」「インテリア」など様々なモノが造形可能です。ただし、3Dプリンターで造形物を製作する際は「危険なもの」や「著作権に触れるもの」など注意する必要があります。
個人で使用する分には構いませんが、販売・譲渡などをすると罪に問われることもあります。
個人用3Dプリンターで値段が抑えられるのは購入?レンタル?
3Dプリンターは購入だけでなくレンタルも可能です。
短期間のレンタルであれば購入するより値段を抑えることができるでしょう。また、購入して万が一「操作しにくい」「用途と違った」などの場合、返品できない可能性もあります。レンタルはそのような問題がないのもメリットです。
個人用3Dプリンターの値段についてのまとめ

本記事では個人用3Dプリンターの値段相場や選び方、おすすめ機種について紹介しました。個人用は業務用と異なり手軽に導入できるのが魅力です。
個人用3Dプリンターは機能や精度によって値段は異なります。自身の予算と本体値段・ランニングコストなどを試算して慎重に選びましょう。
また、値段をなるべく安く抑えて購入したいのであれば3Dプリンター専門ショップ「Fabmart」での購入がおすすめです。本記事を参考にご利用を検討してみてください。





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