3Dプリンター・旋盤・レーザーカッター等個人で所有できる工作機械が増えましたが一番大切なことはなんでしょうか?
みなさんは何を基準に選びますか?
性能・サイズ・価格・・・実はすべての工作機械にとって一番大切なのは安全です。使いこなせば便利な工作機械、しかし注意しなければ大きな事故に繋がりかねません。3Dプリンターをはじめとした工作機械にはどんな危険があるのでしょう。
この10年でこの最も身近になった工作機械といえば3Dプリンターが挙げられます。
刃物やモーターもなく一見安全そうに見える3Dプリンターでも危険は潜んでします。こちらの3Dプリンターはカートリッジヒーターがヒートコアから脱落していたことが原因で電線部分から発火が始まりそこからABSのパーツに燃え移り機体全体に広がりました。
近年の3Dプリンターは安全装置の性能も上がり過熱停止装置が自動的にスイッチを切るよう改良されています。
プリント時はノズルの温度は250度以上に加熱されますので火傷にも注意が必要です。
また安全のため可燃性の物はプリンターから遠ざけておいた方が良いでしょう。
もう一つ身近になった工作機械といえば小型NCフライス盤などの切削機です。
樹脂や金属を加工できるとあって近年人気が高まっていますが、高速で回転するモーターが取り付けられているため3Dプリンター以上に危険が伴います。
以下は一般工作機械の事例ですが小型工作機械でも同じような注意が必要です。
私たちの身の回りにある製品を作る過程ではたくさんの工作機械が使用されています。それらの機械は熟練の職人さんたちによって運用されていますがそれでも事故は起こります。切削などやったことがない初心者にとっては尚更です。
機械の巻き込み事故の原因の多くは服装にあります。以下のことに注意して安全に使用しましょう。
では最初の一台をどう選んだら良いでしょうか?これは3Dプリンター以上に難しい課題です。
ここでは導入する際に気をつけるべき4つのポイントを紹介します。
ここが一番大切です、チャックハンドルや爪が飛ぶ事故も考えられますのでカバー付きの機種がお勧めです。
切削機といえばかなり大きいものを想像してしまますが卓上サイズの機種もあります。
3Dプリンターに比べ硬いものを削っていく切削機は比較的音が大きめです時実際にどのくらいの音がするのかを事前にチェックしておくといいでしょう。
切削機は大量の削りかすが発生します、工場やガレージなどある程度汚れていい場所なら問題になりませんが、オフィスや部屋の中で使用するならばカバー付きの機種を選んでおくと安心です。
小型切削機はたくさんありますがここでは初心者にも安全で使いやすい「SRM-20」を紹介します。
SRM-20はカバー付きの小型切削機です、作動中にカバーを開けるとモーターが止まる安全設計です。
カバー付きのため削りかすが飛び散ることもなくオフィスなどでも安全に使用していただけます。
精巧な試作・プロトタイプ製作において最終製品と同じ、あるいはそれに近い素材で試作を行えます。ABS、POM、アクリル、モデリングワックス、ケミカルウッド、木材など、多彩な材料で試作品の加工が行えます。
3Dプリンターにはない表面の美しさが特徴、製品レベルの試作が可能です。
精度が出せるのも切削機のならでは、治具作成などで活躍が期待できます。
切削加工に必要な3種類のCAMソフトが付属されていますので初めての方でもすぐに加工が始められます。
SRM-20は安全に樹脂や木材の切削加工を円滑に加工してくれる切削機です。業務用の製品は大型かつ高価で家庭やオフィスへ導入するにはハードルが高いものですが、デスクトップ型の小型切削機なら気楽に取り入れられます。
この記事では、工作機械を使用する上で起こりうる事故の危険性と注意点についてご紹介しました。
慣れない機械を使う際は、周りに気を配り怪我に注意しましょうね。
初心者の方は、ご紹介した「SRM-20」のように、安全性に優れた商品を選ぶことも事故防止策の一つかと思います。
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