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DMM.make 3Dプリントとは?具体的なサービスについて解説

3Dプリンターは、自らが所有しているものを使用する以外に、サービスを利用するという選択肢もあります。
そして、3Dプリンターサービスの中でも有名なのが、DMM.make 3Dプリントです。
そのDMM.make 3Dプリントについて、具体的にどのようなサービスなのか、メリットや利用する流れなどを解説していきます。

オンラインで発注できるDMM.make 3Dプリント

オンラインで発注できるDMM.make 3Dプリント

DMM.make 3Dプリントは、オンラインで3Dプリンターの造形を発注できるサービスです。3Dモデルをアップロードし、材料や3Dプリンターを指定すると、サービス側で造形を行ってくれます。
そして、造形したものが、指定した住所まで送られてくる仕組みです。
手続きは全てオンラインで完結するため、利用者がDMM.makeに出向く必要はありません。

関連記事:3Dプリンターとは? 基本の造形方式と活用法を解説

DMM.make 3Dプリントの具体的なサービス内容

それでは、DMM.make 3Dプリントの具体的なサービス内容を確認していきましょう。
DMM.make 3Dプリントのサービス内容は、オプションを含めると、非常に数多くの種類があります。

基本となる3Dプリントサービス

DMM.make 3Dプリントの基本となるのは、3Dプリンターを使用した造形サービスです。指定した3Dプリンターと材料を用いて、1点から造形することができます。
そして、法人と個人の両方で利用可能です。どちらであっても料金プランは変わらず、使用する材料と造形サイズによって金額が決まります。

価格の目安は、光造形方式を用いたクリアレジンが1cm³当たり233円~、インクジェット方式のフルカラーアクリルだと1cm³当たり295円~です。
また、金属の材料にも対応しています。シルバーだと1cm³当たり960円~、アルミニウムは1cm³当たり1,039円~です。
また、送料は日本全国無料となっています。

3Dデータ制作代行サービス

DMM.make 3Dプリントを利用するためには、造形の元になる3Dデータが必要不可欠です。その3Dデータ制作の代行を、プロに依頼できるオプションサービスがあります。
写真やイラストなどを元にして、3Dデータを作成してもらえるサービスです。
3Dの造形ができない人はもちろん、造形はできるけれども時間がない、造形の負担を減らしたいという人にも向いています。
3Dデータ制作代行サービスの料金は、10万円~です。具体的な金額は、デザインの複雑さなどによって変わります。

関連記事:3Dプリンターのデータを作成するには? 5つの方法を徹底解説

3Dデータ修正サービス

自ら3Dデータを作成する場合、データが造形に適していないことがあります。また、エラーが発生することも珍しくありません。
そのような時に活用できるのが、3Dデータ修正サービスです。DMM.makeのスタッフが、造形に最適なデータに作り替えてくれます。
初心者や、使用する3Dプリンターに最適化したデータを作ることができない人に向いているサービスです。修正内容は状況によって大きく変わるので、料金は要相談となっています。

3Dスキャンサービス

既存モデルを元にした造形を行う場合に活用できる、オプションサービスです。3Dスキャナーを使用して、3Dデータを作成することができます。
一定のサイズ以内であれば、DMM.makeに送って、スキャンしてもらうことが可能です。人のような大型モデルをスキャンする場合は、DMM.makeに出向いてスキャンしてもらうか、出張サービスを利用することになります。

料金は、2万円の基本料金に、サイズ別料金を加算する形です。加算料金は、100mm×100mm×100mmまでのSサイズだと3万円、200mm×200mm×150mmまでのMサイズは4万円、300mm×300mm×150mmまでのLサイズは5万円に設定されています。
Lよりも大きいサイズは10万円~に設定されていて、具体的な金額は要相談です。

造形方向指定サービス

DMM.make 3Dプリントには、造形の方向を指定できるオプションサービスがあります。
3Dプリンターは、小さな層を積み重ねていく形で造形を行います。造形方向を工夫すると、層ごとの接着面積を大きくして、造形物の耐久性を高めることが可能です。また、向きの工夫次第で、より美しい仕上がりにできます。
造形方向指定サービスは、造形費を1.5倍にすることで利用可能です。造形物の長辺と短辺の比率が3倍以上ある場合は、2倍となります。

DMM.make 3Dプリントを利用する際の基本的な流れ

DMM.make 3Dプリントを利用する際の基本的な流れ

DMM.make 3Dプリントの利用方法は、いくつかのステップに分かれています。そのステップごとに、手順を確認していきましょう。

  1. DMMへの会員登録と3Dプリントの利用登録
  2. 3Dデータのアップロード
  3. 材料を選んで発注

基本的な流れ①:DMMへの会員登録と3Dプリントの利用登録

DMM.make 3Dプリントを利用するためにはまず、DMMへの会員登録が必要です。登録自体は無料で、メールアドレスさえあれば問題ありません。
そして、DMM会員登録とは別に、3Dプリントの利用登録が必要です。3Dプリントの規約に同意すると、利用登録は完了します。
そのDMM会員登録と3Dプリント利用登録が完了して初めて、DMM.make 3Dプリントを利用可能です。

基本的な流れ②:3Dデータのアップロード

登録が完了したら、用意した3Dデータをアップロードします。自分で3Dデータを作れない場合は、データ作成代行サービスを利用しましょう。
アップロードは、専用ページから簡単に行なえます。アップロードしたデータはモデルチェックが行われ、問題なければ次のステップへと進むことが可能です。
もし、簡単に修正ができないエラーがあった場合は、修正したものの再アップロードか、3Dデータ修正サービスの利用が必要となります。

基本的な流れ③:材料を選んで発注

3Dデータが問題なく登録できれば、注文ができるようになります。データのページから材料を選び、見積もりに問題なければ発注をしましょう。
支払い方法は、クレジットカードとDMMポイントが使えます。
注文完了後は、造形したものが手元に届くのを待つだけです。発送までの期間は材料によって異なり、最短2日で発送されるものもあれば、1ヶ月程度待たなければならないものもあります。

DMM.make 3Dプリントを利用するメリットとは?

DMM.make 3Dプリントには、数多くのメリットがあります。
その中から、特に重要度が高いものをご紹介していきます。

3Dプリントサービスの中でも低価格

DMM.make 3Dは、なるべく低コストで造形が行えるよう、材料を厳選するなどの工夫をしています。
そのため、3Dプリントサービスの中でも、低価格での造形が可能です。
3Dプリントサービスの相場の、半分以下のコストで造形ができる可能性もあります。
そして、小ロットだからといって、コストが高額になりすぎることがありません。よって、利用がしやすいのがメリットです。

豊富な材料の中から自由に選べる

3Dプリンターで造形を行う際に重要となるのは、材料です。材料次第で、造形物の質感や耐久性などが大きく変わります。
DMM.make 3Dプリントでは、50を超える豊富な材料が用意されています。オーソドックスなプラスチック樹脂だけでなく、柔軟性のあるシリコンや、アルミニウムなどの金属も選択可能です。
材料によっては、特定の造形方式にしか対応していないものもあります。そのため、所有している3Dプリンターでは造形できないこともあり得るでしょう。
DMM.make 3Dプリントでは、材料に最適な3Dプリンターがセットになっているので、問題なく造形できます。

もし豊富な材料が使える3Dプリンターの購入を考えているのであれば、「Raise3D」シリーズがおすすめです。通常プラスチックはもちろんのこと、フレキシブルやカーボン混合材料なども使用することができるので、ものづくりの幅が広がります。(※機種によっては使用ができないものもあります。)

高性能の3Dプリンターが使える

DMM.make 3Dプリントは、高性能な3Dプリンターを使えるのもメリットです。
中には、購入価格が数千万円の3Dプリンターもあります。個人で購入することは非常に難しく、法人であってもコスト面が負担になってしまう高価格3Dプリンターであっても、サービス料金を支払うだけで使用可能です。
高価格3Dプリンターはもちろん、価格に見合った性能があるため、精度の高い仕上がりが期待できるでしょう。

手軽に造形の幅を広げられるDMM.make 3Dプリント

造形の幅を広げるためには、新しい3Dプリンターを使用しなければならないことがあるかもしれません。
ただ、コストや設置場所など、様々な要素がネックになります。
そういった問題を気にせずに、多種多様な3Dプリンターを使いたいのであれば、DMM.make 3Dプリントを利用すると良いでしょう。
造形を行いたいけれど、3Dプリンターを持っていないという人にもおすすめです。

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