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3ds MaxとMayaならどっち?それぞれの特徴や違いについて詳しく解説

3Dソフトウェアの選択は、あなたの目的、スキル、作業環境によります。3ds MaXは建築ビジュアライゼーションやゲームアセット制作に優れ、Mayaは高度なキャラクターアニメーションやVFX制作に最適です。重要なのは、それぞれのソフトウェアの強みを理解し、自分のニーズに最適なソフトウェアを選ぶこと。本記事では3ds MaxとMayaそれぞれの特徴や違い、適した人について解説していきます。

3ds MaxとMayaのそれぞれの特徴

3ds MaxとMayaのそれぞれの特徴

3ds MaxとMayaは3D製作に使用するソフトウェアという点では同じです。ただそれぞれのソフトウェアには異なる特徴があります。

3ds Maxの特徴

3ds Maxは、3Dモデリング、アニメーション、レンダリングのための業界標準のソフトウェア。その強力なモデリング機能と柔軟なプラグイン構造により、建築ビジュアライゼーションやゲームアセットの制作に最適です。

利用料金が高く、「¥36,300/1 ヶ月契約」と導入するのにそれなりのハードルがありますが、拡張機能であるプラグインを利用することでさまざまな機能が利用可能になります。

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3ds Maxを使ってできることとは?価格やメリット・デメリットを紹介

Mayaの特徴

Mayaは、映画、テレビ、ゲーム業界と幅広い業界で使用されている3Dアニメーションソフトウェア。その強力なアニメーションとリギングツール、豊富なシェーディング/ライティング機能、そしてPythonと統合することにより、高度なキャラクターアニメーションやVFX制作に最適です。

Mayaソフトウェア、Mayaハードウェアといった独自のレンダラーを採用しているため、あれこれ他のソフトウェアに手を出さなくても、Mayaだけで高度な3DCG制作を行うことができます。

Mayaのより詳しい内容はコチラ!

3D制作ができるMayaとは?概要やほかのツールとの違いも解説

3ds MaxとMayaの違い

前述した特徴以外にも、3ds MaxとMayaには違いがあります。ソフトウェアを使用する目的や利用しているOSなどの条件で使い勝手が大きく異なりますので、違いについて知っておくことが大切です。

用途によって適しているソフトウェアは異なる

何のために利用するかによって、適したソフトウェアが異なります。

3ds Maxは汎用性の高さに定評があり、幅広い分野で利用することが可能。建築ビジュアライゼーションやゲームアセットの制作におすすめです。

一方、Mayaはメディアやエンターテインメントで使用することを想定して作られたソフトウェアであり、高度なキャラクターアニメーションやVFX制作に向いています。

3ds Maxは プラグインが充実している

3ds Maxは、多くのサードパーティ製プラグインが利用可能。これにより機能を追加したり、作業フローをカスタマイズしたりすることができます。

自分が利用したい機能があるときにプラグインを導入しておけば、簡単に機能を追加することが可能です。

その一方で、Mayaは導入可能なプラグインがそれほど多くはありません。プラグインの導入自体はできるものの、導入するには自分でプログラムを書き、プラグインを準備しておく必要があります。

3ds MaxはCADソフトとの連携が可能

3ds Maxは、AutoCADやRevitなどのCADソフトウェアとの連携が可能。これにより建築ビジュアライゼーションの作業フローが容易になります。

またCADを使って制作したデータを3ds Maxに読み込み、アニメーション化することも可能です。

さらに3ds MaxのプラグインにはCADとの連携に使えるものが数多くあり、建築物や製品のモデル作成に大きく貢献してくれます。

Mayaは使用できるツールセットが豊富

Mayaは、アニメーション、モデリング、シミュレーション、レンダリングなど、幅広いツールセットを提供しています。

さらに数多くのツールから自分が使用したいものをすぐに探せるショートカット機能が用意されているため、効率的な3DCG制作が可能です。

Mayaは機能拡張がしやすい

Mayaは、PythonやMEL(Maya Embedded Language)を使用して、ユーザーが自分自身でツールを作成したり、既存のツールをカスタマイズしたりすることが可能です。

モデルの姿を変更できるエフェクトや、アニメーション制作を効率化してくれるものなど、さまざまなツールが用意されています。

既存のツールを使用するだけでも、それなりにクオリティの高いアニメーションを制作することが可能です。

利用可能なOSが異なる

3ds MaxはWindows専用ですが、MayaはWindows、macOS、Linuxの3つのプラットフォームで利用することが可能です。

そのため、3ds Maxが使いたいとなったときは、WindowsのPCを準備しなければなりません。

Mayaの方が公開されている情報が多い

Mayaは、長年にわたり映画やテレビの制作で使用されてきたため、オンライン上にはMayaに関する情報が豊富にあります。公開されている情報はテキスト形式のみならず、動画形式でも豊富です。

その一方で3ds MaxはMayaに比べると公開されている情報量が少なく、必要な情報を見つけにくいと感じることも少なくありません。

ただ3ds Maxに関しても利用するメリットが知られてきており、ユーザー数が伸びる可能性があります。ユーザーが増えれば、今後3ds Maxでも公開されている情報も多くなるでしょう。

3ds MaxとMayaの適したユーザー

3ds MaxとMayaの適したユーザー

3ds Maxとmayaそれぞれのおすすめできるユーザーは次の通りです。自分に合うソフトウェアを選ぶ際には以下を参考にするといいでしょう。

プログラミングが得意ではない人は3ds Maxがおすすめ

3ds Maxは直感的なインターフェースと豊富なプラグインにより、プログラミングスキルがなくても高品質な3Dコンテンツを制作することができます。

そのため、プログラミングが苦手で高度な設定ができない方は、3ds Maxを利用するといいでしょう。

また手軽に3Dコンテンツを作成してみたいというときも、3ds Maxはおすすめです。

プログラミングの技術を高めたい人はMayaがおすすめ

MayaはPythonとの統合が可能なため、ユーザーは自分自身でツールを作成したり、既存のツールをカスタマイズしたりすることができます。

基本的なプログラミングスキルがあり、それをさらに高めたい方はMayaを利用してみるのがいいでしょう。

プログラミングスキルが高ければ、機能を大きく高めることも可能です。

アニメーションCGや建築設計は3ds Maxがおすすめ

3ds Maxは強力なモデリング機能とCADソフトウェアとの連携ができるので、アニメーションCGや建築設計に最適です。

特にアニメーションCGに関しては独自のプラグインが多く用意されており、面倒な作業をしなくてもクオリティの高い作品が作れます。

ゲーム開発 やキャラクターアニメーションはMayaがおすすめ

Mayaは強力なアニメーションとリギングツールがあるため、ゲーム開発やキャラクターアニメーションに最適です。

また実写映像にも利用でき、映像にエフェクトを入れるなどの加工を施すこともできます。

Mayaを使用した3DCGの制作について学習したいときは、コチラのセミナーがおすすめです!

用途や使用する環境で選ぶことが重要

3ds MaxとMayaはそれぞれ異なる特性と機能を持っているため、どちらのソフトウェアを選ぶかは、あなたが何を作りたいのか、どのような環境で作業を行うのかによります。

まずは自分がどんなものを3Dで制作したいのか、そのソフトウェアを使えるだけの環境が整っているのかを考えることが大切です。

まとめ

3ds MaxとMayaは、それぞれ異なる特性と機能を持つ強力な3Dソフトウェアです。どちらを選ぶかは、あなたの目的、スキル、作業環境によります。どちらのソフトウェアも学習曲線は急ですが、それぞれのソフトウェアの強みを理解し、自分のニーズに最適なソフトウェアを選ぶことが重要です。3ds MaxとMayaのどちらを選んでも、あなたの3D制作の旅は刺激的なものになるでしょう。

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