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工作機械の市場はどうなってる?現状や今後の将来性

日本の工作機械は、その技術力の高さから「ものづくり立国」日本の屋台骨を力強く支えています。
しかし、大国の政治情勢やパンデミックの世界的な蔓延などの影響を受けて、必ずしも順風満帆というわけではありません。
この記事では、日本の工作機械市場の現状を探るとともに、その将来性について詳しく解説していきます。

工作機械の市場の現状とは?

工作機械の市場の現状とは

工作機械とは、一言でいえば「金属を加工する機械」のことをいいます。
テレビや洗濯機、冷蔵庫など、生活のあらゆるシーンに登場する家電なども分類上、すべて機械といえますが、工作機械は家電を構成する一つひとつの部品を製作している点で根本的に役割が異なります。
すなわち、特定の機能を持った製品は、この部品なくしては組み立てられないという意味で、機械を生み出す母親の役割を果たす機械として、工作機械は「マザーマシン」と呼ばれることもあるのです。

工作機械の分野において、日本は高い技術力を誇っています。
1980年代以降、生産額では世界のトップ3の座を常にキープしていることからも、技術や性能、機能などの高さが世界に認められていることを如実に物語っているといえるでしょう。
その意味で工作機械は「ものづくり立国」日本を象徴する産業の一つといえるものです。
しかし一方で、工作機械の業界規模は国内で減少傾向にあるのも確かです。
理由の一つに国内需要の減少が挙げられます。
背景には米国と中国の貿易摩擦による両国からの受注減の影響があります。
自動車をはじめとする各種製品の製造が手控えられたため、供給がだぶついて市場が縮小したことがその要因です。
新型コロナウイルスのパンデミックも世界経済を冷やしました。
コロナの世界的な流行は工作機械業界に限らず、国内のあらゆる産業の停滞を招きました。

新型コロナウイルスから回復に兆しが見え始めた2021年ころから、設備投資を差し控えていた反動により各企業が一斉に再投資の動きを活発化させ、工作機械の市場は再び活況を呈するようになりましたが、同時に業界の課題も浮き彫りになってきました。
一つには、業界をけん引してきた技術力頼みから脱却をはかれないことによる現状への対応力不足です。
効率化や省力化に注力した産業の技術革新は製造工数や部品の減少を実現させ、それに伴う工作機械の需要減という課題ももたらすようになりました。
さらに世界各国の技術力の台頭という点も見逃せません。
中でもドイツ、米国、中国、イタリアといった国々は、無人製造管理などの技術革新や特定産業分野へのテコ入れを強化し、中には国策として国際競争力の育成をはかるなど、日本の工作機械の市場を脅かす存在になってきています。

日本の工作機械はいまだ世界のトップクラスの市場規模を占めるとはいえ、国内産業だけに留まることなく、世界へと市場の規模を積極的に広げていくことが求められている、というのが現状といえます。

工作機械市場の将来性は?

日本の工作機械は、高い技術力によって世界に確固とした地位を築いてきました。
一方で、国内産業の構造転換や競合他国の技術力の台頭を迎え、現在は一つの過渡期にあることは間違いありません。
工作機械が置かれている現状を表現すれば、成長に向けた踊り場にいるという言い方が適切ではないでしょうか。
たとえば、仮にこれまで日本の工作機械が担ってきた国内での役割が縮小したとしても、海外にはこれからその技術力を活用して発展を試みようとする新興国が複数あります。
国内においても、人口減がますます進行していく中で、労働力不足を補う無人化の製造ラインやロボットなど、これまでには見られなかった新たな需要が生まれる可能性も大いに高まるでしょう。
産業構造の新陳代謝が工作機械の新市場を切り開いていく未来は高い確率で訪れるものと予想されます。

工作機械におけるこれらの未来像に大きな影響を与えそうなのが、「インダストリー4.0」といわれる産業政策です。
ドイツ政府が2011年に発表した経済発展に対する考え方で、「第4次産業革命」という意味合いを持った概念をさしています。
水力や蒸気機関を動力にして、人力で行っていた軽作業を機械化したのが第1次産業革命、石油と電力を動力にして大量生産を可能にしたのが第2次産業革命、IT技術を活用して自動化を実現したのが第3次産業革命とされますが、インダストリー4.0はこれをさらに発展させたフェーズといえるものです。

インダストリー4.0では、人や機械、情報といった企業資源を互いに組み合わせて製造プロセスをこれまで以上に円滑にし、新たなビジネスモデルの構築をはかろうとする試みにポイントが置かれます。
インダストリー4.0への移行は大きな労力を要しますが、それに比例して新たな市場も次々と誕生することが予想されます。
中でも、製造ラインの自律化はロボットや各種機器の自動化を必要としますので、工作機械市場にとっては、新たな技術を駆使することで豊かな将来性が期待できる千載一遇の機会であるといえるでしょう。

工作機械市場をけん引していくのに必要な要素

工作機械市場をけん引していくのに必要な要素

今後の工作機械市場を盛り上げていくためには、インダストリー4.0という世界経済の上昇気流に確実に乗り切っていくことが必要です。
インダストリー4.0を体現する重要な概念の一つに、スマートファクトリーがあります。
スマートファクトリーとは、省力化や効率化、生産性の向上などを目的として、工作機械をはじめとした工場内のあらゆる設備をネットワークに接続させた環境を持つ工場のことをさします。
スマートファクトリーは、作業の自動化を促進するので人手不足の問題を解消でき、各工程を可視化することで作業のムダも発見できるので効率性を向上させることが可能になります。
スマートファクトリーを実現させるためには、新たなシステム作りが必須となりますが、そのシステムを再構築することができるのはIoTやAIを効果的に活用する工作機械のテクノロジーに他なりません。

また、工作機械市場をけん引するアイテムとして3Dプリンターも期待されています。
3Dプリンターとは、3次元ソフトウェアで作成されたデータをもとにコピー元を立体造形することのできる機器の総称です。
多種多様な素材を材料とすることができ、製造業をはじめとして、宇宙・航空機業界や医学会、教育界から玩具の世界まで、幅広い発展性を秘めている工作機械の画期的新技術に位置づけられます。
3Dプリンターを用いれば、アイデアを簡単に形にすることができるほか、開発期間や開発にかかるコストを大幅に削減することも可能となり、高品質の製品が再現できるようになります。
最終製品の製造だけでなく、試作品として製作することも可能なので、事業展開の幅も大きく広がることにつながるため、工作機械の市場に革新的な発展をもたらすことが期待されています。

関連記事:3Dプリンターとは? 基本の造形方式と活用法を解説

ただし、大量生産にはまだ対応できず、製品の製造に時間がかかるといったデメリットがあります。しかし、これらを克服する取り組みが、工作機械市場の将来性を大きく左右する要素となることは間違いないところでしょう。

おすすめの工作機械:SRM-20

簡単な切削加工であれば、当店で取り扱い中の「SRM-20」を導入してみるのがおすすめです。
SRM-20」は、コンパクトな切削加工機です。デスクトップサイズなので置く場所を問わず、フルカバー構造による防塵設計なのでオフィスや教室でも使うことができます。
3Dプリンターと組み合わせることで、より精細な造形モデルを再現できるアイテムとしても注目されています。
ケミカルウッドやモデリングワックスなど幅広い材料を切削でき、最終に近い素材でものづくりが行えます。


SRM-20
ローランド ディー.ジー.
monoFab SRM-20

¥547,800(税込)

送料無料

ご注文から1-3営業日以内に発送可能

造形マテリアル モデリングワックス、サンモジュール、アクリル、ケミカルウッド、バルサ、木(朴)、ABS、ポリカーボネート etc..(金属は不可)
最大造形サイズ 動作範囲:203.2(X)×152.4(Y) ×60.5(Z)mm
積層ピッチ

「SRM-20」は、手軽に置けるデスクトップサイズの3D切削加工機です。フルカバー構造で加工時も安心。ケミカルウッドやモデリングワックスなど幅広い材料を切削でき、最終に近い素材で試作が行えます。… 続きを見る

工作機械の将来性には期待できる要素が複数ある

工作機械は、別名「マザーマシン」といわれるように、あらゆる機械製品を生み出す基幹技術であり、世界に誇る日本の技術力の象徴となるものです。
ただし現状維持では停滞を招くことにもなりかねず、市場のさらなる発展のためには時代に即応した新テクノロジーを取り入れることが求められます。
具体的には将来性の豊かなスマートファクトリーや3Dプリンターなどへの積極的な展開が望まれます。

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