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3Dプリンター組み立てキットのおすすめ5選!メリットや選び方を解説

【2025】3Dプリンター組み立てキットのおすすめ5選!メリットや選び方を解説

3Dプリンターは、ものづくりの楽しさを存分に味わえる注目のツールです。その中でも組み立てキットは、自分でプリンターを組み立てながら構造を学べるだけでなく、コストを抑えつつカスタマイズ性を楽しめるのが魅力です。

この記事では、3Dプリンター組み立てキットの概要やメリット・デメリット、選び方のポイントに加え、おすすめの製品5選を紹介します。

3Dプリンター組み立てキットとは?

3Dプリンター組み立てキットとは?

3Dプリンター組み立てキットとは、完成品ではなく、自分で組み立てる形式の3Dプリンターです。キットは、必要なパーツが一式揃っており、ユーザーが手順に沿って組み立てを行います。

完成品の3Dプリンターと異なり、組み立てキットは、構造を理解しながら自分で手を動かすことで、プリンターの仕組みを学ぶことが可能。また、キットは比較的安価なものが多く、予算を抑えたい方や、部品を追加・交換して独自仕様にカスタマイズしたい方に向いています。一方で、完成品とは異なり、組み立てや調整に手間がかかるため、時間と労力が必要です。

3Dプリンター組み立てキットは、初心者の学習用からプロのプロジェクト用まで幅広く活用されており、ものづくりの楽しさを深く味わえるツールとして注目されています。

3Dプリンター組み立てキットを選ぶメリット

良い3Dプリンター組み立てキットを選ぶためのポイント

3Dプリンター組み立てキットには、完成品にはない多くの魅力があります。

  • コストを抑えられる
  • カスタマイズ性が高い
  • 製品理解が深まる

この章では、具体的なメリットについて見ていきましょう。

コストを抑えられる

組み立てキットは、完成品の3Dプリンターに比べて価格が大幅に抑えられる点が最大の特徴です。

市場には数千円台から購入できるモデルもあり、予算に合わせて幅広い選択肢が用意されています。完成品の場合、組み立ての手間や工数が価格に含まれるため、どうしても割高になることが多いですが、キットならその分を節約できるでしょう。

また、必要な機能や部品を自分で選択できるため、「この機能は不要」「もっと高精度なパーツを使いたい」といったカスタマイズが可能。特に複数台の導入を検討している場合には、大きなコスト削減につながります。

3Dプリンターの価格について知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

3Dプリンターの最安値は?価格相場やコスパの良い3Dプリンターも紹介

カスタマイズ性が高い

組み立てキットのもう一つの大きな魅力は、カスタマイズ性の高さです。

キットの設計は自由度が高く、ユーザーが独自の仕様や用途に合わせてプリンターを改良できるようになっています。例えば、ヒートベッドの温度設定を高くすることで対応フィラメントを増やしたり、フレームを金属製に変更して剛性を強化することが可能でしょう。

また、稼働音を軽減するモーターの交換や、デザイン性を向上させる外装の変更など、細部にわたって手を加えられます。

製品理解が深まる

キットを使って3Dプリンターを組み立てるプロセスは、単なる組み立て作業を超えた学習体験です。

パーツの接続や動作の仕組みを実際に体験することで、3Dプリンターの構造や機能について深く理解できるでしょう。3Dプリンターの知識は、将来プリンターを修理する際やトラブルが発生した際に、迅速に原因を特定し、適切に対応するために非常に役立ちます。

さらに、組み立てを通じて得られるスキルは、3Dプリンターの運用だけでなく、他のDIYプロジェクトにも応用可能。例えば、メカニカルな機構の組み立てや調整といった基本的なスキルは、多くのエンジニアリング作業で役立ちます。

初心者がものづくりの世界に一歩踏み出す入り口として、組み立てキットは最適な選択肢といえるでしょう。

3Dプリンターの詳細について知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

3Dプリンターとは?よくある質問やおすすめのプリンターを紹介

3Dプリンター組み立てキットのデメリット

3Dプリンター組み立てキットのデメリット

3Dプリンター組み立てキットには多くの魅力がある一方で、初心者にとっては注意が必要なデメリットも存在します。

  • 造形精度が組み立てに依存する
  • 初期トラブルへの対応が必要
  • パーツの管理が複雑

この章では、代表的なデメリットを解説します。

造形精度が組み立てに依存する

組み立てキットの3Dプリンターでは、造形物の精度がユーザーの組み立て技術に大きく左右されます。

フレームが歪んでいると出力時に部品がずれたり、ネジの締め具合が不適切だと軸の動きに影響を与え、正確な造形ができなくなるでしょう。また、部品の配置やキャリブレーション(調整)が不十分だと、最終的な出力品質が期待以下となる場合も少なくありません。

初期トラブルへの対応が必要

組み立てキットは完成品ではないため、初期段階で部品が不足していたり、正常に動作しないこともあります。

組み立てが完了してもプリンターが動かない、または想定した精度が出ないなどのトラブルが発生する場合も珍しくありません。その際は、原因を特定し解決するために説明書を熟読したり、オンラインフォーラムやサポート窓口を活用しましょう。

パーツの管理が複雑

3Dプリンター組み立てキットには、非常に多くの小さなパーツが含まれています。

ネジやワッシャーといった小型部品から電子部品、機械部品まで多岐にわたるため、紛失や破損のリスクが高いです。また、部品ごとに指定された位置や向きがあり、それを誤ると動作に支障をきたす場合もあります。

パーツの整理や管理には注意が必要で、組み立て作業をスムーズに進めるための準備が欠かせません。

良い3Dプリンター組み立てキットを選ぶためのポイント

良い3Dプリンター組み立てキットを選ぶためのポイント

3Dプリンター組み立てキットを選ぶ際には、価格だけでなく、性能やサポート体制などさまざまな要素を考慮する必要があります。

  • 精度の高さと出力の品質
  • フィラメント対応の多様性
  • メンテナンスや修理のしやすさ
  • メーカーサポートの充実度

上記の要素を確認することで、長く使える高品質なキットを選ぶことができます。それぞれのポイントを見ていきましょう。

精度の高さと出力の品質

3Dプリンターにとって、造形の精度は非常に重要です。

フレームの剛性や部品の精度が高いモデルほど、より細かく正確な造形が可能になります。また、出力品質はプリンター全体の構造や部品の調整具合によっても影響を受けます。

スペック表だけでなく、実際の利用者レビューやサンプル出力例を確認することが、精度の高いキットを選ぶうえで役立つでしょう。

フィラメント対応の多様性

3Dプリンターで使用するフィラメントには、PLAやABS、TPU、PETGなどさまざまな種類があります。それぞれ特性が異なるため、対応フィラメントの幅が広いキットを選ぶことで、用途の可能性が広がるでしょう。

また、ABSなどの熱収縮が激しい素材を扱う場合には、ヒートベッドが搭載されているキットを選ぶことが重要です。汎用フィラメントが使えるかどうかも、コスト面で重要なポイントとなります。

メンテナンスや修理のしやすさ

3Dプリンターは定期的なメンテナンスが必要な機器です。消耗品であるノズルやプラットフォームの交換が簡単にできるか、故障した際に部品を手に入れやすいかどうかを確認しましょう。

汎用的な部品が使われているキットや、構造がシンプルなものは、初心者にも扱いやすくおすすめです。

メーカーサポートの充実度

初心者にとって、トラブル時に頼れるメーカーサポートがあるかどうかは非常に重要。組み立てキットは完成品と異なり、自分で調整や修理を行う必要があるため、サポート体制がしっかりしている製品を選ぶと安心です。

説明書の分かりやすさ、問い合わせ対応の迅速さ、日本語サポートの有無などを事前に確認するとよいでしょう。

おすすめの3Dプリンター組み立てキット5選

おすすめの3Dプリンター組み立てキット5選

3Dプリンター組み立てキットにはさまざまなモデルがあり、初心者向けのシンプルなものから、カスタマイズ性の高い上級者向けの製品まで多岐にわたります。ここでは、初心者でも扱いやすく、コストパフォーマンスや性能に優れたおすすめの組み立てキットを厳選して5つご紹介します。

  • J&T 3Dプリンター (JT-28-004-Ⅱ)
  • Creality Ender-3 V3 SE
  • Geeetech I3 pro B 3D
  • Original Prusa MK4S 3D Printer Kit
  • Atom 3Dプリンター 組み立てキット

それぞれの特徴を理解して、自分に最適なモデルを見つけましょう。

J&T 3Dプリンター (JT-28-004-Ⅱ)

J&T 3Dプリンター (JT-28-004-Ⅱ)

引用:Amazon

J&T 3Dプリンター (JT-28-004-Ⅱ) は、初心者から上級者まで幅広く利用できるDIY組み立てキットです。

日本語の組み立て説明書が付属しており、8ステップで簡単にセットアップ可能。高い造形精度と広い造形サイズが特徴で、コストパフォーマンスにも優れています。

以下の表に、スペックをまとめました。

項目 詳細
造形方式 FDM (熱溶解積層方式)
最大造形サイズ 310×310×410 mm
積層ピッチ精度 0.05~0.3 mm
対応フィラメント PLA、ABS、HIPS、PC、Wood、TPE、PETGなど
データ入力形式 USB、SDカード
ソフトウェア対応 Cura、Repetier-Host
対応OS Windows、Linux、Mac OS
重量 10 kg
価格帯 約50,000~60,000円

J&T 3Dプリンター (JT-28-004-Ⅱ) の最大の魅力は、汎用性と高精度な造形性能です。加熱可能なホットベッドにより、熱収縮しやすいABSなどのフィラメントにも対応可能。また、プラットフォームには工業グレードのアルミニウム合金と強化ガラスが使用されており、耐久性にも優れています。

Creality Ender-3 V3 SE

Creality Ender-3 V3 SE

引用:Amazon

Creality Ender-3 V3 SEは、初心者から中級者に最適なFDM方式の3Dプリンターです。

DIY組み立て形式でありながら、直感的でシンプルな構造を持ち、短時間でセットアップが可能。造形精度や性能の高さに加え、価格面でも手頃なモデルとして人気があります。

以下の表に、スペックをまとめました。

項目 詳細
造形方式 FDM (熱溶解積層方式)
最大造形サイズ 220×220×250 mm
積層ピッチ精度 ±0.1 mm
対応フィラメント PLA、TPU、PETG、ABS
データ入力形式 USB、SDカード
ソフトウェア対応 Cura、Simplify3D、Repetier-Host
対応OS Windows、Linux、Mac OS
重量 7.81 kg
価格帯 約30,000~40,000円

Creality Ender-3 V3 SEの特徴的なポイントは、高い汎用性とコスパの良さです。静音設計のマザーボードを採用しており、動作音が低く、家庭環境でも使用しやすいのが魅力。また、停電復旧機能や自動レベリング機能を搭載しており、操作性の面でも優れています。

Geeetech I3 pro B 3D

Geeetech I3 pro B 3D

引用:solidyard

Geeetech I3 pro B 3Dは、RepRap互換の組み立てキットで、基本構造を学びながら高性能な3Dプリンターを作りたい方に最適です。

アクリルフレームを採用し、軽量で安定性が高く、ABSやPLAをはじめとする多種多様なフィラメントに対応。上級者向けながらも、組み立てに必要なパーツが全て揃っており、初心者が挑戦する際の導入モデルとしても人気です。

以下の表に、スペックをまとめました。

項目 詳細
造形方式 FDM (熱溶解積層方式)
最大造形サイズ 200×200×180 mm
積層ピッチ精度 0.1~0.3 mm
対応フィラメント ABS、PLA、フレキシブルPLA、ナイロン、ウッドポリマー
データ入力形式 USB、SDカード
ソフトウェア対応 Repetier-Host、Cura、Printrun
対応OS Windows、Mac、Linux
重量 約8.5 kg
価格帯 25,800円

Geeetech I3 pro B 3Dは、ヒートベッドを標準装備し、温度管理が重要なフィラメントにも対応可能。また、LCD操作パネルとSDカード対応により、スタンドアロンでの利用も可能で、柔軟な運用ができます

説明書が英語版のみである点は注意が必要ですが、オンラインのチュートリアルやユーザーコミュニティが充実しており、サポートを活用すれば効率的に組み立てを進めることができるでしょう

Original Prusa MK4S 3D Printer Kit

Original Prusa MK4S 3D Printer Kit

引用:prusa3d

Original Prusa MK4Sは、信頼性と品質を重視した最新の3Dプリンター組み立てキットです。

プロから初心者まで幅広い層に対応し、高精度かつ迅速な造形を可能にする設計が魅力。新しい360°冷却機構や高流量ノズル、直感的な操作性を備え、精密な仕上がりを求めるユーザーにも最適でしょう。

以下の表に、スペックをまとめました。

項目 詳細
造形方式 FDM (熱溶解積層方式)
最大造形サイズ 250×210×220 mm
積層ピッチ精度 0.05~0.30 mm
対応フィラメント PLA、PETG、ABS、ASA、TPU、その他
データ入力形式 USB、LAN、Prusa Connect
ソフトウェア対応 PrusaSlicer
対応OS Windows、Mac OS、Linux
重量 約7 kg
価格帯 729ドル

MK4Sの最大の特長は、その革新的な冷却機構と高流量ノズルにより、高速かつ精密なプリントを実現する点です。また、ユーザーインターフェースは初心者にも分かりやすく設計されており、短時間で組み立てとセットアップが完了します。

Atom 3Dプリンター 組み立てキット

Atom 3Dプリンター 組み立てキット

引用:樫木総業

Atom 3Dプリンター組み立てキットは、コストパフォーマンスと性能のバランスが取れた製品です。

透明なアクリルフレームと、使いやすい液晶ディスプレイを備え、家庭でも簡単に利用できるよう設計。組み立て説明動画やテストデータが付属し、初心者でもスムーズに組み立てを進められるでしょう。

以下の表に、スペックをまとめました。

項目 詳細
造形方式 FDM (熱溶解積層方式)
最大造形サイズ 200×200×180 mm
積層ピッチ精度 XY軸:0.012 mm / Z軸:0.004 mm
対応フィラメント PLA
データ入力形式 SDカード
ソフトウェア対応 Cura
対応OS Windows、Mac OS、Linux
重量 約8 kg
価格帯 39,600円

Atom 3Dプリンターの魅力は、初心者でも安心して利用できるサポート体制と、必要な機能が揃ったシンプルな設計です。フィラメントはPLAに対応し、初めての3Dプリントに最適でしょう。また、透明なアクリルフレームは耐久性を保ちながら、プリント中の様子を確認しやすい点も特徴です。

3Dプリンター組み立てキットで手軽にDIYを楽しもう

3Dプリンター組み立てキットは、ものづくりの楽しさを深く味わえる素晴らしいツールです。自分で組み立てるプロセスを通じて機械の仕組みを学べるだけでなく、費用を抑えつつ自由にカスタマイズできる点が魅力でしょう。

この記事で紹介したおすすめのキットは、初心者でも扱いやすいものから、高精度でプロ仕様の造形が可能なモデルまで幅広く揃っています。手軽にDIYを楽しみながら、3Dプリンターの可能性を広げてみましょう。

「組み立てキットは苦手…」という方は、高精度な造形が可能な3DプリンターRaise3Dがおすすめです。詳細を知りたい方は、下記をご覧ください。

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