近年では、3Dプリンターの需要が高まっていることから導入する企業や教育現場は増加しています。需要が高まり多くのビジネス現場で導入する企業が増えている中で3Dプリンターに関する知識やスキルを身につけておけば、ビジネスの選択肢は大きく広がるでしょう。
しかし、導入が進んでいるものの、まだまだ3Dプリンターについて学習できる場所が少ないのが実情です。そのため「3Dプリンター教室は通った方がいい?」「どうやって選べばいい?」と悩む方も多いでしょう。
そこで本記事では、3Dプリンターの知識やスキルを学べる教室を紹介し、教室で学習させるメリットや注意点も解説します。
3Dプリンターの教室とは?
3Dプリンターの教室とは、小学生〜大人までを対象としたスキルや知識を学べる現場を指します。
3Dプリンターは多くのビジネス現場で活用が進んでおり、今後も更に需要が高まると予想されることから継続的にスキルや知識を身につけるための現場として、3Dプリンターを教える教室は増加傾向にあります。
また、モノづくりを行うプロセスの中で思考力や創造力を鍛えること、達成感など「成功体験」を味わうことも目的としているのが3Dプリンター教室です。
実際にあらゆる教育現場でも導入が進んでいる3Dプリンターですが、教育現場での活用方法について詳しく知りたい方は以下の記事を併せてご覧ください。
学習できる内容
3Dプリンター教室では、基礎知識や造形の方法からCADソフトを利用してより高度なモデリングを作成する応用までおこないます。中にはモノづくりの一環として工作機械やadobeを使用したデザインなども学習のプログラムに組み込んでいる教室もあります。
そのため、3Dプリンターのスキルだけでなくモノづくりという広いジャンルで学習できるでしょう。ただし、教室によって学習できる内容は異なります。教室を選ぶ際は学習目的を明確に学びたい内容を明確にすることが重要です。
大人でも受講は可能?
3Dプリンター教室は大人でも受講可能な場所が多いです。基本的に教室ごとにコースに分かれており、年齢別や学習レベル別などがあります。
また、大人で3Dプリンターを学習したい場合は教室ではなくセミナーや講座がおすすめです。セミナーや講座であれば、一緒に学習する受講生も同年代の方が多く人脈を広げることも可能です。
ただし、教室とは違い継続的に学習するわけではなく1〜2日など短期間で基礎から応用まで学習することがほとんどであるため、時間をかけて体系的に学習したい場合は教室の方が良いでしょう。
3Dプリンターを独学で学ぶことは難しい?
結論から言うと、3Dプリンターを独学で学ぶことは可能です。近年では、技術の進歩により初心者でも簡単に造形ができるような仕様になっているため、3Dプリンターを扱うハードルは低くなっています。
また、Youtubeや参考書などの3Dプリンターに関する基礎知識から応用まで自身のレベルに合わせて学習できます。
しかし、3Dプリンターは本体の操作だけでなくCADソフトなども扱わなければいけません。CADソフトの操作などは初心者がいきなり操作できるものではなく、独学になるとある程度の時間がかかります。
そのため、データの作成から3Dプリンターで造形をできるようになるまで時間をかけたくないのであれば、教室や講座などに通う方が良いでしょう。
3Dプリンターの使用方法について詳しく知りたい方は以下の記事を参照ください。
3Dプリンターを子供が受講するメリット
3Dプリンターを子供が受講するメリットは以下の3点です。
- 創造力を豊かにする
- 考える力を鍛える
- 問題解決能力の向上
創造力を豊かにする
想像したモノのイメージを3Dモデリングで落とし込み実際に立体物として具現化できるため、様々な角度・視点から物事を見れるため創造力の向上が期待できます。
頭の中でイメージしたモノは実際に作成してみるとイメージとかけ離れていることが多くあります。そのかけ離れているイメージのモノを実際に具現化し、どのように工夫すればイメージのモノに近づけるのかを考えることができます。
考える力を鍛える
3Dプリンターは考える力を鍛え向上させることも可能です。近年は日常生活においてあらゆるものが自動化され、AIの出現により発生した問題に対して、考えなくとも答えを導けるようになりました。
一見何も問題がないように見えますが、子供のうちから考えることを放棄するクセがついてしまうリスクもあります。
3Dプリンターは0から1を生み出すモノであり、考えなければイメージ通りのモノを作成することはできません。そのため、考える力を必然と鍛えられるでしょう。
問題解決能力の向上
3Dプリンターは自身がほとんど手を加えることなく造形を行ってくれる機械ですが、誰もが思い通りに造形できるわけではありません。初めは造形を失敗することが多いでしょう。
しかし、失敗するたびに問題点を抽出し改善と造形を繰り返せば問題解決能力を向上させることが可能です。失敗しても試行錯誤を繰り返し挑戦することは大きなスキルとなるでしょう。
3Dプリンターが学べるおすすめの教室
3Dプリンターを学べるおすすめの教室について以下3つ紹介します。
- 3Ddesign HIKARU
- Go!Go!3Dスクール
- 西千葉工作室
3Ddesign HIKARU
3Ddesign HIKARUは日本初の初心者向けの3Dプリンターのオンラインスクールです。2024年時点で継続率90%、STEAM教育をベースとしておりAIやテクノロジー時代に適応できるスキルを身につけることが可能です。
マンツーマンでのオンライン学習のためその場で問題解決が可能であり、自分のペースや作りたいものに合わせたレッスンを受講できます。
- 料金:9,800円〜19,100円(税込)/月
- 持ち物:PC(windows、macどちらでもOK)、インターネット環境
Go!Go!3Dスクール
引用:FLASHFORGE
Go!Go!3Dスクールは家庭用から業務用3Dプリンターまで幅広く販売している「FLASHFORGE」が運営する3Dプリンター教室です。子供向けから大人向けの教室までコースを選ぶことができ3Dプリンターの使用方法だけでなく、Autodesk Fusionの操作方法など造形に必要なデータ作成も学ぶことができます。
初級・中級・上級と自分のレベルに合わせた学習ができるのも魅力の1つです。
- 料金:入会金9,800円、月3回レッスン17,400円/月
- 持ち物:PC(Windows/Mac)、インターネット環境
Little HOPPER
Little HOPPERは小学生から大人まで対象としたデジタルものづくり教室です。
3Dプリンターコースでは3Dプリンターの操作方法だけでなく、3DCADの操作スキル・ADOBE ILLUSTRATOR・工作機械の使用によってモノづくりのノウハウを体系的に学習できます。
- 料金:体験レッスン6,600円/1名(税込み)
- 持ち物:記載なし
3Dプリンター教室に関する注意点
3Dプリンター教室を受講するにあたり以下2点の注意点を留意しましょう。
- 無料体験がおすすめを受講してみる
- 教室で学習したことを家で実践してみる
無料体験を受講してみる
3Dプリンターの教室は全国各地で開催されており、教室によって内容は異なります。また、受講形態もマンツーマンや集団受講など様々です。
教室でスキルや知識を学ぶ際は継続して学習することが重要になります。いきなり入会をして学習内容が合わなかったではお金と時間を無題にするだけです。
また、受講の雰囲気や教え方によっては自分と合わない場合があり、3Dプリンター学習の妨げになる可能性もあるため無料体験を受講し、継続的に学習できる教室を選択すると良いでしょう。
教室で学習したことを家で実践してみる
3Dプリンター教室で学習したことを自宅で復習すれば、より深く知識が身につきやすくなります。
3DプリンターやCADソフトの操作スキルは簡単に身につくモノではありません。また、3Dプリンター教室は1ヶ月に2回〜3回の受講が基本なので期間が空きやすく、復習をしないと教室で得た知識を忘れてしまうでしょう。
自宅で学習する際に必要な3Dプリンターやソフトは、3Dプリンターであれば安価なモノで1万円台、CADソフトも無料ダウンロードできるため揃えやすいため、学習が難しくないでしょう。
3Dプリンター教室に関するよくある質問
3Dプリンター教室に関するよくある質問についてまとめています。
3Dプリンターの需要は上がりますか?
3Dプリンターで作成できる幅は広がっており、近年では住宅の作成まで可能になっています。今後も3Dプリンターで作成できるモノが増えることで需要は高まっていくと予想されています。
3Dプリンター教室に行くデメリットはありますか?
3Dプリンター教室に行くデメリットとしては、継続して通う必要があることです。1回や2回での受講では3Dプリンターに関する知識やスキルを身につけることはできません。
また、継続して通う必要があるため、受講料などかかることがデメリットとして挙げられます。
家庭用3Dプリンターのおすすめはありますか?
おすすめの家庭用3DプリンターはFabmartでも販売されている「Creator Pro2」です。価格も10万円以内で購入でき、造形方式が初心者にも扱いやすい熱溶解積層方式なので、材料費も安価に抑えることができます。
その他にもFabmartでは様々な3Dプリンターを販売しているため、ぜひ自身に合った機種を探してみてください。
3Dプリンター教室についてまとめ
3Dプリンター教室は様々な場所で開催されており、知識やスキルを身につけるのであればおすすめです。今後も3Dプリンターの需要は高まると予想されており、知識やスキルを身につけておけば今後のビジネスにおける選択肢は広がるでしょう。
また、創造力や思考力を鍛えられるメリットもあるためぜひ本記事を参考に受講を検討してみてはいかがでしょうか。