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3Dプリンターの自作キットとは?メリット・デメリットを紹介

【2025】3Dプリンターの自作キットとは?メリット・デメリットを紹介

3Dプリンターの購入を検討している方の中には「自作キットを用いて3Dプリンターを作りたい」という方もいるのではないでしょうか?

3Dプリンターは決して安価ではないため、自作キットを用いれば安価に抑えられるだけでなく、自身の用途に合わせた機種を作成することが可能です。
しかし、自作キットはデメリットもあるため注意点を理解して使用しなければいけません。

本記事では、3Dプリンターの自作キットの概要をはじめ、メリット・デメリット、おすすめの自作キットなど詳しく解説します。

3Dプリンターの自作キットとは?

3Dプリンターの自作キットとは、すでに組み立てられているプリンターではなく自身で組み立てる必要がある3Dプリンターを指します。自作キットには主に2種類があります。

  • パーツや部品がすべて揃っているもの
  • パーツや部品からすべて自身で選ぶもの

3Dプリンターに関する知識があればパーツや部品から全て自身で選んで組み立てを行いますが、初心者であれば初めから一式揃っているモノを選ぶ方が良いでしょう。

自作キットを使用し組み立てに慣れてくれば自身でパーツや部品を選び1から組み立てることをおすすめします。

3Dプリンターの自作キットを使用するメリット

3Dプリンターの自作キットを使用するメリット

3Dプリンターの自作キットを使用するメリットは以下の3点です。

  • コストを抑えられる
  • 自身だけの3Dプリンターを作成できる
  • 3Dプリンターの理解を深められる

コストを抑えられる

3Dプリンターの自作キットを使用すれば、購入費用を抑えることが可能です。性能やメーカーにもよりますが費用相場は2万円〜5万円ほどです。

初めから組み立ててある3Dプリンターでも安価なものはあり、注文して到着すればすぐに使用できますがコストが組み立てのコストが価格に上乗せされています。

コストを抑えて3Dプリンターを購入したい場合は自作キットがおすすめです。

3Dプリンターの価格相場について詳しく知りたい方は下記記事も併せてご覧ください。

3Dプリンターの最安値は?価格相場やコスパの良い3Dプリンターも紹介

自身だけの3Dプリンターを作成できる

自作キットを使用して作成すれば自身だけのオリジナル3Dプリンターを作ることが可能です。3Dプリンターの使用経験がある人であれば「軸をもう少し高くしたい」「造形精度を上げたい」など思ったことがあるのではないでしょうか?

自身だけの3Dプリンターを作成できれば、こういった悩みを解決することができるため不自由を感じずに造形が可能になるでしょう。

3Dプリンターの理解を深められる

3Dプリンターを普段何気なく使用していても造形の仕組みや造形精度の高め方など詳しく知らないという方もいます。実際に自身の手で組み立てを行えば、3Dプリンターがどのように作られているのかなどを確認することができます。

3Dプリンターの理解を深めることができれば、より造形物の精度も向上し技術を高められるでしょう。

3Dプリンターについて詳しく知りたい方は下記記事も併せてご覧ください。

3Dプリンターとは?よくある質問やおすすめのプリンターを紹介

3Dプリンターの自作キットを使用するデメリット

3Dプリンターの自作キットを使用するデメリット

3Dプリンターの自作キットを使用するのはメリットだけではありません。ここでは以下3点のデメリットについて解説します。

  • 造形精度が変わる
  • 初心者には難しい
  • 樹脂の反りが大きくなる

造形精度が変わる

自作キットはパーツの組み立て手順やネジの締め方1つで大きく造形精度が変わります。組み立てを完了し、実際に使用してみると想定していた造形精度と異なるということもあるでしょう。

自身が想定している造形精度を求めるのであれば何度も組み立てを行う必要性も考慮しなければいけません。

初心者には難しい

3Dプリンターの知識がない方が自作キットを使用して組み立てるのはかなりハードルが高いと言えるでしょう。自作キットには基本的に取り扱い説明書が付属しており、組み立て方や注意事項も記載しています。

しかし、自作キットは先述した通り説明書通りに組み立てを行っても造形精度が思うようにいかないこともあるため、3Dプリンターの知識をつけてから自作キットを使用することをおすすめします。

樹脂の反りが大きくなる

自作キットで作成する3Dプリンターは基本的にプラットフォームが剥き出しになっています。そのため、温度の影響を直接受けてしまい樹脂の反りが大きくなる可能性があります。

本来はプラットフォームが囲われているため、造形物の精度に拘りたいのであれば自作キットの使用はおすすめしません。

3Dプリンター自作キットおすすめ商品

3Dプリンター自作キットおすすめ商品

3Dプリンター自作キットでおすすめの商品以下3つを紹介します。

  • J&T 3Dプリンター
  • Creality Ender-3 V3 SE
  • Geeetech I3 pro B 3D

J&T JT-28-004-Ⅱ

J&T JT-28-004-Ⅱ

引用:amazon

J&Tが販売する3Dプリンターです。わずか8ステップ、10分ほどで組み立てを行うことが可能です。取り扱い説明書は日本語に対応しているためわかりやすく、メールでの質問も24時間対応しています。

操作も簡単でスペースを取らないため、初心者にも優しく設計されている3Dプリンターです。

  • 本体サイズ:520×500×620mm
  • 積層ピッチ精度:0.05~0.3mm
  • 対応可能フィラメント:PLA、ABS、HIPS、PC、Wood、TPE、PETG、Flexible PLA、T-PLA、HCPLA
  • 重量:10kg
  • 価格:56,999円(税込)

Creality Ender-3

Creality Ender-3

引用:amazon

Creality Ender-3の3Dプリンターは2時間以内での組み立てが可能、コンパクトサイズで持ち運びも便利です。また、組み立てに必要な全ての工具も付属しているため、商品到着後すぐに組み立てを行うことが可能です。

また、低騒音、耐摩耗性、長寿命を特徴とし価格も26,900円とコストパフォーマンスにも優れています。

  • 本体サイズ:220×220×250mm
  • 積層ピッチ精度:記載なし
  • 対応可能フィラメント:PLA、TPU、ABS、Wood、Copper
  • 重量:7kg
  • 価格:26,900円(税込)

Geeetech I3 pro B 3D

Geeetech I3 pro B 3D

引用:solidyard

Geeetech I3 pro B 3Dは3Dプリンターの基本構図がわかりやすく、誰でも組み立てにチャレンジができるRepRap互換の3Dプリンタキットです。組み立てに必要な全てのキットが付属しています。

ただし、組み立ての説明書は付属されておらずWebからダウンロードしなければいけません(英語版のみ)。そのため、上級者向けの組み立てキットです。

  • 本体サイズ:450×440×440mm
  • 積層ピッチ精度:0.1mm~0.3mm
  • 対応可能フィラメント:ABS/ PLA/Flexible PLA/ Wood /Nylon
  • 重量:約8.5kg
  • 価格:25,800円(税込)

3Dプリンターの自作キットに関するよくある質問

3Dプリンターの自作キットに関するよくある質問

ここでは3Dプリンターの自作キットに関する質問をまとめています。

自作キットの組み立てで気をつけるポイントは?

自作の3Dプリンターで特に気をつけるポイントは軸の校正です。自作で行うとどうしても軸がズレやすくなるため、まずはXY軸の調整を慎重に行いましょう。X軸やY軸がズレてしまう場合はネジが締まっているかなど確認してみてください。

3Dプリンターを組み立てる場合におすすめの造形方式は?

自作キットの3Dプリンターのほとんどは「熱溶解積層方式」です。光造形方式などは組み立てが難しく、実際に販売しているプリンターと同様の造形精度を実現することは非常に難しいでしょう。

熱溶解積層方式以外の3Dプリンターが欲しい場合は購入することをおすすめします。

組み立てに失敗した場合はどうすれば良いですか?

もし組み立てに失敗して自身の解決が難しい場合は購入先に問い合わせてみましょう。ただし、サポート体制がない場合は対応してくれないこともあります。

初めて自作キットを使用する場合はサポート体制がついているものを選びましょう。

自作キットを使用する際の注意点

自作キットを使用する際の注意点

ここからは自作キットを使用する際の注意点以下3つを紹介します。

  • 初めは一式揃っているものを購入する
  • パーツの取り扱いに注意する
  • 販売や購入は避ける

初めは一式揃っているものを購入する

先述した通り自作キットにはすべてのパーツが揃っているものと、自身でパーツから組み立てるものがあります。3Dプリンターの知識があるとしても初めはパーツ全てが揃っており、説明書が付属しているものを選びましょう。

3Dプリンターを「使用する」のと「組み立てる」のでは全く知識は異なります。何種類か組み立てを行い慣れていけば自身でパーツ選びから行っていきましょう。

パーツの取り扱いに注意する

3Dプリンターはパーツ一つひとつで大きく造形精度は異なります。そのため、パーツを取り扱いには十分注意しなければいけません。例えば、自作キットにはネジが何個も入っていますがネジが1つ足りないだけで造形精度を大きく低下させてしまうこともあります。

パーツに衝撃を与えたり直射日光によって変形してしまうと組み立て自体不可能になることもあります。そのため、組み立て前のパーツの保管は慎重に行いましょう。

販売や購入は避ける

自作キットで3Dプリンターを作成し販売・購入するのは違法ではありませんが避けた方が良いです。というのも、個人で3Dプリンターを組み立てた場合、不備があることも少なくありません。

初めは問題なく使用できても後々使用を繰り返していくと事故や怪我が起きた際に責任を問われることもあります。知識が乏しい人が組み立てた3Dプリンターは危険であることを理解し、販売・購入は避けましょう。

3Dプリンターの自作キットについてのまとめ

3Dプリンターの自作キットを使用すればコストを安く抑えられ、自身だけの3Dプリンターを作ることが可能です。まずはキットが一式揃っているものから組み立てを行い、その後パーツ選びから3Dプリンターを組み立ててみましょう。

また、3Dプリンターの自作キットを使用して組み立てる際は事故や怪我に十分注意して楽しみましょう。

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