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3Dプリンターを用いた美容整形が注目を集める理由とは?

【2025】3Dプリンターを用いた美容整形が注目を集める理由とは?

3Dプリンターの急速な技術の発展により、医療現場での活用も広がっており、特に若年層を中心とした美意識の高まりが大きく、美容整形では活用が進んでいます。

実際に美容整形は身近なものになりつつあり、美容整形を受ける人が増加しており美容業界で3Dプリンターの需要は今後も高まると予想されています。
しかし、どれだけ優秀だとしても機械による整形は抵抗がある方もいるのではないでしょうか。

本記事では、3Dプリンターが美容業界で注目されている理由、メリット・デメリットなど詳しく解説します。

なぜ3Dプリンターは美容整形で注目されているのか?

美容業界で3Dプリンターが活用され始めたのはここ数年のことではありません。しかし、近年になぜ注目が集まっているのでしょうか?主な理由を以下3つ挙げて解説していきます。

  • コストを抑えることができる
  • 造形精度が向上し術前シミュレーションが可能
  • 手術後の状態を事前に再現できる

コストを抑えることができる

最も大きな理由として、従来の美容整形と比較してコストを抑えることができるようになったことです。例えば、歯科において最も活用されているのが「歯科矯正」ですが、これまでは100万円以上の値段になることもありました。

歯列矯正にコストがかかる理由は、一人ひとりの歯型模型を作成しなければならず、時間や労力がかかるためです。しかし、3Dプリンターで複雑な形状もプリントできるようになったことで、歯型模型を作成する手間が短縮されたことによりコストが抑えられるようになりました。

造形精度が向上し術前シミュレーションが可能

これまで3Dプリンターはシンプルな形状のものしか造形できなかったため、複雑な形状のモデルを作成する際は切削や研削などの工程が必要でしたが、技術の発展により造形精度が飛躍的に向上し、美容整形の術前にシミュレーションが可能になりました。

手術後の状態を事前に再現できる

従来は3D画像ソフトを活用して術後の予想画像を患者に見せていましたが、3Dプリンターの普及により術後の顔のレプリカをプリントすることが可能となりました

患者からすると美容整形であっても手術となれば不安になる人も少なくありません。しかし、レプリカはこれまでの平面的な画像のみに比べるリアリティがあり、術後の状態をイメージしやすいため安心して美容整形を受けることができるようになります。

美容整形に3Dプリンターを用いるメリット

美容整形に3Dプリンターを用いるメリット

美容整形に3Dプリンターを用いるメリットは以下の3点です。

  • 発明スピードの向上
  • アプリケーションの適合
  • 認定資格

メリット①発明スピードの向上

3Dプリンターではこれまで美容整形で用いていた模型や体の一部として入れる器具などを瞬時に作ることができます。発明スピードが向上するということは、回転良く美容整形が実現できるということです。

もちろん、3Dプリンターの機種によって造形精度が遅いものもありますが、人間の手で生み出すより遥かにスピードは向上します。

メリット②オーダーメイドに対応できる

3Dプリンターは元々製造業における試作などに活用されていたため、量産するよりもオーダーメイド品の造形に強いのが特徴です。

美容整形では患者一人ひとりの状態、骨格、症状など必要な箇所に応じて異なる形状やサイズで作成しなければならないことがほとんどです。例えば、鼻を高くするという美容整形では「鼻の骨格や状態、患者がどのくらいの高さを求めているのか」は様々でオーダーメイドが必須になります。

メリット③導入しやすい

美容整形で模型や器具を作る際は外注するところも少なくありません。しかし、納期が長くかかってしまう、医者が求めている形状と異なるなどのトラブルもあります。

しかし、3Dプリンターは特別な技術や知識は必要がないため、美容整形に導入しやすいと言えるでしょう。また、3Dプリンターは医療器具に比べると機種本体の費用も高くならないことがほとんどです。

美容整形に3Dプリンターを用いるデメリット

美容整形に3Dプリンターを用いるデメリット

美容整形に3Dプリンターを用いるデメリットは以下の2点です。

  • 身体に適応しないケースもある
  • 3Dプリンター導入費用が高くなる

デメリット①身体に適応しないケースもある

3Dプリンターで使用できる材料の幅は広がっているものの、いまだに使用できない材料も少なくありません。仮に美容整形によって身体の一部に埋め込むモノを作るときに身体に100%適応するとは限らないということです。

もちろん、あくまでも手術をするのは医者なので身体に適応しない材質を使用することはなくトラブルが起きるなどの心配はありません。ですが、可能性として0ではないということです。

デメリット②3Dプリンター導入費用が高くなる

3Dプリンターは造形方式やサイズによって値段は異なりますが決して安価であると言える値段ではありません。特に美容整形などで使用する3Dプリンターは使用方法によって規制が厳しく、業務用かつ種類が限定されれば数百万円〜とかかることもあります。

また、美容整形する部位によってはオプションなども必要になるため導入費用が高くなることがあります。

美容整形で活用する3Dプリンターの選び方

美容整形で活用する3Dプリンターの選び方

美容整形で活用する3Dプリンターの選び方は下記3点になります。

  • 精度や材料が目的に合っているか
  • 美容整形における実績があるか
  • ランニングコストが最適か

選び方①精度や材料が目的に合っているか

3Dプリンターは機種によって精度が異なります。美容整形で用いる際に目的を十分に満たすだけの精度があるかを確認することが重要となります。美容整形手術において造形物を体内で使用する場合、使用する材料は人体に無害であり、環境や生体からの影響を受けないことが必須です。

例えば、3Dプリンターで使用される樹脂の中でも「生体適合性樹脂」などは人体に使用できるものとなっています。美容整形に用いるには生体適合性樹脂が使用できる3Dプリンターを選ぶ必要があるでしょう。

選び方②美容整形における実績があるか

3Dプリンターは多くのメーカーから発売されていますが、特徴や強みなど様々です。美容整形において全く実績がない3Dプリンターは購入・導入しても使用できないリスクがあります。そのため、美容整形の実績があるメーカーや機種を選びましょう。

万が一、実績がない機種を購入する場合は使用できる素材や機種の特徴など徹底したリサーチが必要不可欠です。

選び方③ランニングコストが最適か

3Dプリンターは導入費用だけではありません。本体の費用に加えて「材料費」「電気代」「メンテナンス費用」などランニングコストとして発生する費用も把握した上で3Dプリンターを選びましょう。

美容整形で活用する際に3Dプリンターを導入した際の費用対効果を試算するとイメージがつきやすくなります。

3Dプリンターの選び方について詳しく知りたい方は下記記事も併せてご覧ください。

【2024】業務用3Dプリンターの選び方とは?おすすめ機種5選も紹介

美容整形におすすめの3DプリンターRaise3Dシリーズ

美容整形におすすめの3DプリンターRaise3Dシリーズ

美容整形において3Dプリンターを導入する上でおすすめ機種が「Raise3Dシリーズ」です。

Raise3Dプリンターは造形が安定しており、初心者でも使用ができるシンプルな操作性、造形精度も高いため大きなモデルも造形可能です。
すでに導入している医療機関もあり「腰、背骨、頬骨、頭蓋骨」など複雑な造形が可能です。

Raise3D pro3の場合の価格、特徴は以下の通りです。

  • 価格:¥902,000(税込)
  • 造形材料:T-PLA、T-ABS、PETG、PTG、Polyflex、カーボン、木質、etc
  • 造形サイズ:300 x300 x300 mm
  • 積層ピッチ:0.01〜0.65mm
  • 造形方式:FDM/FFF(熱溶解積層方式)

また、Raise3D pro3は下記記事でも特徴やメリットを詳しく解説していますので併せてご覧ください。

【2024】Raise3D Pro3の特徴を徹底解説!メリットや価格も紹介

美容整形で3Dプリンターを活用した事例

美容整形で3Dプリンターを活用した事例

最後に美容整形で3Dプリンターを活用した事例について下記2つの事例を紹介します。

  • リッツ美容整形
  • 国立成育医療研究センター

活用事例①リッツ美容整形

リッツ美容整形の院長である廣比院長は顔面骨切り治療の専門医です。顔面骨切り治療は、口腔内の数センチ程度の小さな切開部から施術対象部位にアプローチしなければならないため視界が狭い治療となっています。
そのため、神経、血管を傷つけないような繊細な手技が要求される為、高い技術が必要とされます。

顔面骨切り治療は高い技術を求められる上にリスクも高いため、3Dプリンターを導入し模型を活用しています。
導入後はCT撮影後、上下顎だけでなく神経管まで視認できる3Dプリント模型を迅速に作成できるようになりました。

引用:丸紅情報システムズ

活用事例②国立成育医療研究センター

国立成育医療研究センターでは、患者のCTなどの検査画像を基に3Dプリンターでモデルを作成し術前のシミュレーションに活用しています。

例えば、左右の左右の非対称性があり通常の診断画像では手術計画が立てにくい特殊な症例に対して「どう切れば少ない骨切り線で済むか、患部を再建する際にいかに少ない侵襲で的確な手術ができるか」を骨格モデルを用いて検証しています。

3Dプリンターで作成したモデルをもとに術前シュミレーションを行うことにより、計画通りの手術の遂行を可能にしています。

引用:日経XTECH

3Dプリンターで美容整形についてのまとめ

3Dプリンターで美容整形についてのまとめ

美容整形では3Dプリンターの活用・導入が積極的に進んでいます。その背景には、プチ整形なども含めて簡易的な美容整形がより身近になったことや費用的にも気軽に受けられることになったためです。

今後も美容整形はより身近な存在になり、手術を希望する人が増加すると予想されています。その上で重要となるのは「手術の品質」と手軽かつすぐに手術を受けられる「スピード」です。
本記事を参考に美容整形で3Dプリンターの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

また、美容整形で「3Dプリンターを購入したいがどこで購入したらいいかわからない」という方は、3Dプリンター専門ショップ「Fabmart」を利用するのがおすすめです。

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